2022.05.26

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5月27日は「百人一首の日」! 源兼昌「淡路島」の名歌を5文字で解説!

『5文字で百人一首』カウントダウン#6【第78首より「鳥うるさい」】

児童図書編集チーム

百人一首は、鎌倉時代に藤原定家が選んだ和歌の傑作選。1235年5月27日は、藤原定家が小倉百人一首を完成させたとされる日であることから、「百人一首の日」とされている。

そこで、5月21日から「百人一首の日」の27日までの1週間、書籍『5文字で百人一首』より、百人一首の小ネタをひとつずつご紹介&5文字で解説するよ。

百人一首の歌にはたびたび地名が出てくる。歌に出てくる地名のことを歌枕というよ。地名が入っていても、作者が実際に歌枕の地に行ったとはかぎらない。今つかわれている地名がそのまま出てくることもあるからおもしろい。

今回は、兵庫県の地名が2ヵ所出てくる和歌をご紹介。

淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
いく夜寝ざめぬ 須磨の関守
源兼昌

【訳】
淡路島から渡ってくる千鳥の鳴き声に、何度夜中に起こされただろうか、須磨の関所を守る番人は。

【もう少し簡単に】
千鳥の鳴き声で何度も起こされる須磨の関守。

【5文字に】
鳥うるさい

【解説】
千鳥という鳥の鳴き声は、友達を呼ぶ声だといわれている。『源氏物語』には「友千鳥 諸声に鳴く 暁は ひとり寝覚めの 床もたのもし」という歌が出てくる。千鳥が自分を友達だと思って鳴いてくれるので、ひとりで寝て起きた朝もさびしくない、みたいな意味。

この歌も千鳥の鳴き声を聞いて目覚める歌だけど、たのもしさは感じられない。むしろ、夜中に起こされて迷惑そうだ。

それは、千鳥が人間にではなく、そこにいないほかの千鳥に向けて鳴いていると、人間が思っているからかもしれない。

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