2022.05.22

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5月27日は「百人一首の日」! 在原業平朝臣「ちはやぶる」の名歌を5文字で解説!

『5文字で百人一首』カウントダウン#2【第17首より「空前の紅葉」】

児童図書編集チーム

百人一首は、鎌倉時代に藤原定家が選んだ和歌の傑作選。1235年5月27日は、藤原定家が小倉百人一首を完成させたとされる日であることから、「百人一首の日」とされている。百人一首は、みんなも学校で習ったり、競技かるたで遊んだりしたことがあるかもしれないね。

そこで、5月21日から「百人一首の日」の27日までの1週間、書籍『5文字で百人一首』より、百人一首の小ネタをひとつずつご紹介&5文字で解説するよ。

紀貫之が「見どころがある」と選んだ代表的な歌人六人を、「六歌仙」と呼ぶ。前回の和歌を詠んだ僧正遍昭も、六歌仙。

今回紹介する和歌は、これまた六歌仙のひとりである、在原業平朝臣が詠んだ歌。

ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川
からくれなゐに 水くくるとは
在原業平朝臣


【訳】
神々の時代の話としても聞いたことがありません。竜田川の水が唐紅色にくくり染めされるなんて。

【もう少し簡単に】
こんな見事な紅葉は、今までなかった。

【5文字に】
空前の紅葉

【解説】
紅葉の屏風絵の前で想像で詠んだ歌。神様の時代にもなかったぐらい、竜田川が紅葉でいっぱいになったという内容。

「ちはやぶる」は「神」にかかる枕詞。「水くくる」の意味は、「水を絞り染めにする」と、「水が紅葉の下を潜る」のふたつの説がある。とにかくすごい紅葉だ。「紅葉」と言わずにそれを表現しており、聞く人の想像力が試される歌でもある。

落語やマンガのタイトルになったりして、百人一首の中でも何かと有名。作者の在原業平は、歌が上手ですごくモテた。物語の主人公のモデルにもなった。

『5文字で百人一首』をもっと知りたい方はこちら

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