雨が気持ちいい!『どしゃぶり』読み聞かせのコツ
「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」隊長がお教えします
2021.02.11
読み手 ーーおはなし隊隊長 渡邉達夫
※この記事は、講談社絵本通信に掲載の記事を再構成したものです。
キャラバンカーに本をたくさん積んで、全国47都道府県におはなしを届ける「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」。
幼稚園や保育所、小学校や図書館、書店など様々な訪問先で、おはなし会を重ねてきたおはなし隊の隊長さんが、子どもたちに人気の絵本の読み聞かせのコツをお教えします!
大人気のパンダシリーズから、新刊の『パンダかぞえたいそう』をご紹介します。パンダといっしょに数を数えながら体操しましょう!
まずは表紙をじっくり見せて、「パンダが数字をもってるね、数えてみよう」と言いながら子どもたちに注意喚起してみましょう。
「まるくて あまーい」
と読みながら顔を左右に、おいしそうな表情で!
そして指で1を作りながら
「1 いちごのたいそう」
これから出てくる数字の部分は同じトーンで読んでいきます。勢いよく数字を言い、強調しながら数字を表している体操をやってみせます。
「りょうてを ぱたぱた」
にわとりをイメージして手を振ります。これはやりやすい動作です。
そして大きな声で
「コケコッコー」「2 にわとりのたいそう」と読みます。
「おおきな ふくろを かたに かついで」
では、絵本のとおり、片手を交互に肩におく動作を。
そして
「どっこいしょ どっこいしょ」
子どもたちも良い反応をするはずです。
「3 サンタのたいそう」
これはわかりやすいですね。
「りょうてを まえに ぐーんと のばして」
は手を前にのばして上下に動かします。
「ぱくぱく ぱくぱく」「4 ししまいの たいそう」
4は「よん」ではなく「し」です。
「むねを たたいて ドンドンドン」
子どもたち、ここはすぐにゴリラのまねとわかるようです。
「5 ゴリラの たいそう。」
「あたまの うえで てのひら あわせて」
ここでは、手を頭にぴったりつけましょう。
「ちらちら ゆれるよ」
で体を左右にゆすります。
「6 ろうそくの たいそう」
数字を言った後に「ろ」と「く」を強調してください。
「りょうてを ふわっと おろして」
ここは、少し難しい動作。絵に描かれている動作をまねしてみてください。
「7 バナナのたいそう。」
いうまでもなく「しち」ではなく「なな」です。
「その てを ちいさく ひらひら」
では、かわいらしく小刻みに。
「くるっと まわって」「8 はちの たいそう。」
「りょうてを あげて からだを ひねって」
パンダをまねして、大きく体を動かしましょう。
「きゅーっ」「9 きゅうりの たいそう。」
体を思い切ってひねります。
「さいごは しゃがんで まんまるに」
体をちいさくまるめます。
「ごろんごろん あんこが いっぱい」
転がるように左右に体を揺らします。
「10 おまんじゅうの たいそう」
「じゅう」を思いっきり強調しましょう。
最後はおさらいです。
順番に指さしながら、数と絵を読んでいきます。
最後は、「みんな、いっしょにたいそうしてくれてありがとう」という気持ちをこめて読みましょう。
「パンダかぞえたいそう おしまい!」
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