小児科医が解説! 自分で食べる子どもになる「手づかみ食べ」3ステップ

小児科医・江田明日香先生「ごはん外来へようこそ」#3~手づかみ食べ実践編~

小児科医:江田 明日香

イギリスで提唱されている離乳食法「BLW」を、先生なりにアレンジし、わかりやすく噛み砕いて伝えているという。手づかみ食べを広めていくことが、ごはん外来の使命でもあるといいます。
写真:日下部真紀

小児科医の江田明日香先生が院長を務める「かるがも藤沢クリニック」の「ごはん外来」には、今日も多くの悩める親子が訪ねてきます。

「離乳食期の赤ちゃんの、食に関わる心配事を気軽に相談できる場所を作りたい」
そう語る江田先生が、子どもの食べるスキルをやしなうため、提案する食事法が「手づかみ食べ」です。

インタビュー第3回では、どのように「手づかみ食べ」を進めていけばよいか。具体的な方法と注意点をうかがいます。(全4回の3回目。#1#2を読む)
※「手づかみ食べ」を始めるタイミングはこちら(#2)をお読みください。

はじめは大きくて硬いものからスタート!

「ごはん外来」で推奨している「手づかみ食べ」は、既存の離乳食マニュアルとは全く違う離乳食の進め方です。江田先生は、実際に赤ちゃんたちが食べ進める動画を見ながら、「手づかみ食べ」の導入の仕方を詳しく解説してくれました。

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