2022.02.09

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小3息子がコロナ感染!3児ママの家庭内隔離で“やっておけばよかったこと”

<緊急寄稿>「子どもがコロナ感染!」3児ママの自宅療養記#1~発症から陽性判明まで~

風邪には咳や寒気といった初期症状があるものの、コロナ感染では何の前触れもなく、長男の発熱が起こりました。 写真:アフロ

東京都在住の松田ファミリーは、ママライターのあさこさん(36歳)と、自営業のパパ(41歳)、小3の長男、小1の次男、2歳の三男の3兄弟がいる5人家族です。

冬休みが終わり、明日から2022年の三学期が開始するという始業式前日、長男が発熱。翌日、新型コロナウイルスの陽性判定を受けました。

三兄弟のなかで長男ひとりだけが感染し、自宅での療養・家庭内隔離が開始することに。残りの家族も濃厚接触者として外出ができない状況になりました。

およそ2週間のコロナ療養・隔離期間の中で、ママが感じた“事前にやっておけばよかったこと”“実際にやってよかったこと”を、お伝えします。第1回は発症から陽性が判明するまでの体験談です。
(全3回の1回目)

兆候は一切なし コロナは突如やってきた

年末年始を挟んだ冬休み、帰省や旅行もせずに東京でお正月をのんびりと過ごした我が家。「書き初めの宿題もしたし、お道具箱の中身もキレイに入れ替えた、さあ新たな気持ちで新学期を迎えよう!」……としていた始業式前日(1月10日)のことでした。

この日の2日前(1月8日)に、長男と次男が会っていた知人から、「会社で陽性者が出たので、自分が濃厚接触者になった。子どもたちもあぶないかも……」との連絡が入りました。

1月上旬は、オミクロン株が流行し始めていたものの、今から考えればまだ第6波の入り口といった感じでした。子どもが感染した話はちらほら耳に届いていたものの、「まさかウチに限ってね」と、軽い気持ちでした。

この日、朝の検温で平熱だったのですが、「ま、念のため」と、夜、子どもたちの体温を測ってみることに。そこで長男から手渡された体温計の「37.6」という数字を見て背中にヒヤリと冷たいものが……。ここから怒涛の2週間が始まったのです。

我が家のコロナ療養・隔離期間                              

1月8日  
長男と次男が揃って、濃厚接触者(のちに陽性)になった知人と会う          
1月10日
夜に長男が発熱(37.6度から38.9度まで上昇)、次男は平熱                             
1月11日  
長男と次男、PCR検査  長男の熱は37度台                    
1月12日
長男の陽性が確定 長男が平熱に戻る                         
1月13日  
保健所から連絡、長男の療養期間と長男以外の家族(濃厚接触者)の隔離期間が決定   
1月20日  
長男の療養期間終了                                 
1月22日  
長男以外の家族(濃厚接触者)の隔離期間終了                     
1月24日  
保育園登園、小学校登校再開                            

【やっておけばよかった】連絡先のリサーチとリスト化

不穏な数字を表示する体温計を片手に、「コロナ 熱 電話」でググったところ、我が家の現状だとまずは「東京都発熱相談センター」へ電話がベストなようでした。

発熱相談センターは【年中無休・24時間営業】で電話対応しており、この日は祝日の夜でしたが、まずは初期対応をここで把握することができました。

東京都発熱相談センターでは、「近くの発熱外来を何軒か紹介するから、明日朝イチで電話をかけるように。そこで検査の申し込みや今後の対応が決まる」ということ。

この時点での発熱は長男だけでしたが、次男も時間差で発症することも大いに考えられました。

センターの方からは「発熱外来は、原則症状がある(=発熱している)状態でないと検査は受け付けていません。でも、兄弟揃って感染した可能性が高そうなので、一緒に検査を希望していると強く言ってみてください。発熱がない状況でも検査が可能かもしれません」との助言をいただきました。

そして、「可能であれば、今から“家庭内隔離”を始めた方がいい」とのこと。

この“家庭内隔離”というワードを言われていなければ、陽性確定までは普段と同じのらりくらりとした生活をしていたかもしれません。センターの方の的確かつ丁寧なアドバイスのおかげで、我が家の緊急事態スイッチが【ON】に切り替わりました。

偽陽性の事態になってから、ネットで情報を調べた我が家。緊急時に少しでも落ちついた状態で対応できるよう、各種対応窓口を調べて、事前にリストアップしておくことをお勧めします。

調べておくべきことは、
・熱などの症状が出たら、まずどこに電話をかけるのか(近所の小児科に発熱外来はあるか)
・24時間年中無休で対応している窓口や診療所はどこか
・小児のPCR検査ができる場所が近くにあるのか
・急変したらどこに電話をかけるのか

などです。

感染拡大により、コロナ対応の窓口やシステムは、日々刻々と変わっていっています。発症前の平時にできることといえば、それらを把握しておくことです。

そして翌朝、近所の小児科にある発熱外来に電話。事情を話すと、兄弟揃ってこの日のうちにPCR検査を受けることができました。そして発熱から2日目の朝(1月12日)、長男の陽性が判明したのでした。次男は陰性でした。

小児科、保健所、看護師などからの着信が止まらない。感染が判明してからは、小学校や保育園、習い事にも電話をかけまくる 画像提供:松田あさこ

【やってよかった】濃厚接触者を疑う時点で学校&保育園は休む

陽性と判明する前もしたあとも、何度も頭をよぎったのは、「子どもたちを登園・登校させる前の発覚で本当によかった」ということ。家族の人数が多ければ多いほど、日々接触している人やコミュニティーが多くなるので、それぞれの行動を把握して対処をするのが大変になります。

我が家は始業式前夜の発熱だったのが、不幸中の幸い。コロナ罹患(りかん)がわかってからの2週間の療養・隔離期間は「かかった恐怖より、うつしたかもしれない恐怖」がじわじわとくるのです。

濃厚接触者の定義や、隔離期間は、日々改定されています。それまでは陽性者が保健所から聞き取り調査をされ、検討の結果、濃厚接触者が保健所から連絡を受けるというシステムでしたが、現在(2022年2月3日時点)では、急激な感染拡大で行政側の手がそこまで回っていないのが実情。

「感染したら、ご自身で素早く周りに周知してほしい」とアナウンスしている自治体も多いです。東京都を例に出すと、1月19日付で都内の保健所に対し、濃厚接触者への連絡は感染者本人からしてもらうよう検討を求める通知を出しています。

濃厚接触者の隔離期間も、我が家の長男が陽性判明したときには2週間でしたが、途中で10日に短縮され、さらには7日まで短縮しています。症状のない濃厚接触者は、元気であっても一定期間は家にいなければいけない。これについては思うところもたくさんありますが、発症した段階で決まっている隔離ルールは守るべきだと感じます。

ここまで感染が拡がると、もはや「誰が誰にうつした」なんて言ってはいられない状況ですが、それでもやはり自分や自分の子どもから感染が拡がるかもと思うと言い知れぬ恐怖があるもの。

この「もしかしたら我が家が誰かにうつしてしまったかもしれない」という答えの出ない焦燥感は、陽性者家族にならないとわからないものでした。

【やっておけばよかった】入院・ホテル療養の準備は一人ずつ荷物を

PCR検査翌日、小児科からの結果連絡の電話は、拍子抜けするほどあっさりとしたものでした。今後の対応を聞こうにも、「今後は保健所から電話がくるから、それを待ってほしい」とのこと。

子どもだけの感染だったのと、症状が素人目にみても比較的軽いだろうと思ったので、入院の必要はないだろうなと考えていました。また、子ども一人なのでホテル療養もなしだろうなぁと予想していました。

この時はぼんやりとしていたのですが、後々考えてハッとしたのは、もし陽性が夫婦どちらかだったり、家族の半数以上であったりした場合、また、重症化した場合に備えて、【家を出られる入院準備】は事前にしておくべきだったなと思いました。

こちらも平時にできることなので、万が一を考えて、家族の人数分だけそれぞれの荷物をまとめておくと安心です。

用意する荷物や心構えに関しては、以下のリンクが参考になったので記しておきます。また、実際にコロナで宿泊療養や入院した方のブログなどを読むと「食欲がないときのためにラップがあると良い」など細かな情報も。こちらも平時に情報収集をしておくことが大事です。

【東京都福祉保健局】 
・療養に備えて準備をしておきましょう
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/shien/ryouyounisonaete.html

・これから宿泊療養する方へ
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/shien/syukuhaku_junbi.html

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