「お正月に絵本が読めなかった理由」1分で心があたたまるエッセイ【専門家おすすめ絵本】
5人の孫と楽しむ絵本の魅力を綴る「ばあばのまごまご絵本日記」#25
2025.01.15
絵本コーディネーター:こが ようこ
今回は、にぎやかなお正月で絵本が読めなかった理由と、食べ物の絵本のご紹介です!
絵本のある暮らしって!?
5歳、3歳、2歳、1歳、そして6ヵ月の5人の孫たちも全員元気に集合ですからたいへんにぎやか。いや、にぎやかを通り越して……ご想像くださいませ。ありがたいことです。
わたしは孫たちと絵本を読むのが楽しみだったのですが、食べること遊ぶことたくさんあって、この日は絵本は読めずじまい。
それでふと思い返してみますと、このところ孫たちに会ってもあまり絵本を読んでいないぞと気づいたのです。
以前は、読んで読んでって、絵本を持ってきたのに。あれれ? もう絵本ブームは去ったのか? ありゃりゃ?
なーんだ。それでだな!
子どもたちにとって絵本が手の届く場所にあるのは大事なことですね。子どもの目線の高さに絵本がある。それが絵本のある暮らし。子どもたちは、目にとまった絵本の絵を見て、「読んで!」って、絵本を差し出してくれるのだものね。
さて、それでばあばがサッサとツリーを片付けて絵本を置いたかと言いますと……、わたし、クリスマスがだーい好きなんです。あと1週間くらいはクリスマスツリーを楽しみたいの。絵本はそれから。ゆっくりね。
『おせち』
「くろまめ ぴかぴか あまい まめ。まめまめしく くらせますように」。子どもたちにも伝わりやすい短い言葉で、おせち料理の紹介と「謂れ」が綴られています。先祖代々の大事な思いまで伝わってくるような、心のこもった温かい言葉です。縦書きの文字も新鮮で、この絵本にはピッタリ。
ぱっぱちゃんは、お正月にお気に入りになった、だてまきと栗きんとんの絵をパクパク食べました。ぴっぴくんは、ぜんぶ、ぜーんぶ食べちゃった!
『ぺったんこ ぷっくらこ』
食べ物だけじゃなくて、洗ったパンツや、パジャマ姿の男の子の笑顔や、最後にはお月さまも。おやすみ前にもオススメです。
「ぺったんこ」は肩をすぼめて、「ぷっくらこ」は大きく胸を張って読んだら、ぱっぱちゃん(5歳)、ぴっぴくん(3歳)はもちろん、1歳になったばかりのぺっぺくんもニコニコでした。
次のエピソードは1月29日(水)配信予定です!
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
こが ようこ
作家。絵本コーディネーター。30年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『ぺこぺこ ペコリン』(絵・くさかみなこ/講談社)、『どーこかな?』『なんのおと?』(瑞雲舎)、『いやいやいちご』(絵・たかおゆうこ/教育画書)、『おなかのなかのあかちゃんへ』(絵・くのまり/岩崎書店)、「語りかけ絵本」シリーズ(大日本図書)、「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズ(絵・降矢なな/童心社)などがある。げんきで「こころを育てる絵本1・2の3」を連載。
作家。絵本コーディネーター。30年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『ぺこぺこ ペコリン』(絵・くさかみなこ/講談社)、『どーこかな?』『なんのおと?』(瑞雲舎)、『いやいやいちご』(絵・たかおゆうこ/教育画書)、『おなかのなかのあかちゃんへ』(絵・くのまり/岩崎書店)、「語りかけ絵本」シリーズ(大日本図書)、「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズ(絵・降矢なな/童心社)などがある。げんきで「こころを育てる絵本1・2の3」を連載。