コムとセコム~猫と息子の成長日記~ #2「猫が教えてくれたコト」

Instagramで約13万人が見守る 先住猫のコムちゃんと息子のセコムくんのおはなし

太田 メグ

小学生の息子セコムくん(通称)と、愛猫コムタン、旦那さんと暮らす、太田メグさん。フォロワー13万人を超えるInstagramでは、#コムとセコム #komutancatなどのハッシュタグで、猫と子どもが共に暮らし、成長していく日々を愛らしい写真・動画とともに投稿されています。

コムタンが一緒に子育てに参加してくれたことで、たくさんの嬉しいことや発見があったという太田さんに、コムタンとの出会いから、セコムくんの出産、大きくなるまでの日々をさまざまなテーマから振り返っていただきました。

怒濤の新生活、コムタンを寂しがらせてしまうことも…

赤ちゃんの後ろから、そっと様子をうかがうコムタン
「初めて子どもを授かった家では、みんなきっと同じような経験をするのだと思うのですが、それまであった日常をすっかり忘れてしまうほど、暮らしが大きく変化して、普通の生活を見失うような、怒濤の日々がやってきました。

赤ちゃんのいる生活になかなか慣れず右往左往していた私は、コムタンに目を向けられないほどに、赤ちゃんのお世話に明け暮れていました。

そのころ、私の膝に乗りたいのに、いつもそこに赤ちゃんが抱っこされていて、自分が入り込めないことが多くなったコムタンの寂しそうな姿を見かけることも多く、その度に『ごめんね……』と心の中で謝りつつも、見て見ぬふりをしてしまうことが何度もありました」

しっぽで子守?

ベビーベッドの上の2人
「そんな中、コムタンは思ったよりも早く新しい生活に馴染んでくれて、セコムが泣き出すといつの間にかそばに寄って、匂いを嗅いで異常がないか調べてくれたり、ソファの背に乗って下に座っているセコムの頭に尻尾をそっと沿わせ、ぽんぽんと頭を撫でてあやしてくれるようになりました」
初めてこの様子を目撃したときは、胸の奥がじーんとして不思議な感動が込み上げてきました。
「その他にも、セコムの横で眠って尻尾でトントンとしてくれていたり、セコムが大きな声で泣きわめいてるような、いわゆるネコらしいネコであれば、サッといなくなるような場面でも、むしろ寄っていって気を配ってくれるような姿を見かけることが少しずつ増えていきました」

まるで兄弟のように、セコムくんに寄り添うようになったというコムタン。コムタンのしっぽとセコムくんとのふれあいの様子は、#コムのしっぽで子守 というハッシュタグでInstagramに記録されています。
眠りながらもしっぽでセコムくんをあやすコムタン
次のページへ 鼻ポチ、そしてコムタンが教えてくれた大切なコトとは…
29 件