コムとセコム~猫と息子の成長日記~ #4「並んでもぐもぐ」

Instagramで約13万人が見守る 先住猫のコムちゃんと息子のセコムくんのおはなし

太田 メグ

小学生の息子セコムくん(通称)と、愛猫コムタン、旦那さんと暮らす、太田メグさん。フォロワー約13万人のInstagramでは、#コムとセコム #komutancat などのハッシュタグで、猫と子どもが共に暮らし、成長していく日々を愛らしい写真・動画とともに投稿されています。

コムタンが一緒に子育てに参加してくれたことで、たくさんの嬉しいことや発見があったという太田さんに、コムタンとの出会いから、セコムくんの出産、大きくなるまでの日々をさまざまなテーマから振り返っていただきました。

まるで本当の兄弟!? だんだんと近づく二人の距離

セコムがちょうど1歳になったころ、ふたりの距離が近くなっていることを実感できた出来事がありました。それがこちらの写真と動画。寄り添って全く同じポーズで寝ている姿には、何度見ても思わず微笑んでしまいます。コムタンの油断しきった姿にも喜びを感じつつ、そのシンクロしたポーズとそっくりな寝顔に、本当の兄弟だったの?と思ってしまうほどでした。
ふたりの距離の近さが嬉しくて、舐めるように撮影したのを覚えています。とってもお気に入りの動画です。

なんてお話ししているの? ネコネイティブ・コミュニケーション

ちょうど同じころ、言葉が出てくるようになったセコムは、それまでは「だー」とか「ばー」とか擬音のような喃語での表現だったところから、だんだんと1語〜2語文で意志を表現できるようになりました。

コムタンとのコミュニケーションは前より複雑になり、いろんな意味でふたりの関係が深まって、面白いエピソードも増えました。コムタンはもちろん、「にゃー」と鳴いて何かを伝えることもありましたが、もともとあまり鳴かないネコなので、相変わらずいつもどおり、すりーと身体を寄せてきたり、舐めたり、匂いを嗅いだり、尻尾で合図だったり、行動のコミュニケーションがほとんど。
セコムのほうはというと相手の様子はおかまいなしに、覚えた言葉をどんどん使って、やがて2〜3語の言葉を繫げてコムタンに当たり前のように投げかけるようになってきました。その様子をこっそり影で見守っていると、コムタンから言葉が返ってこなくとも、行動でお返事をもらっていると思っているセコムの様子が面白く、また、それでお互いコミュニケーションが成り立っているようで、私が経験したことがない「ネコネイティブな環境」とはまさにこのことだな!と羨ましく思ったりしました。
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