【古生物学者調査記】アンモナイト化石が続々!北海道でのフィールドワークの様子を紹介

【ちょっとマニアな古生物のふしぎ】古生物学者・相場大佑先生が見つけた古生物のふしぎ

古生物学者:相場 大佑

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大むかしの生きもの

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北海道のフィールドワーク(化石探し)へ

僕が化石の研究をはじめてから今年で14年です。研究をはじめてから今まで毎年一度も欠かさずにフィールドワークを行っているのが北海道です。

北海道には中生代白亜紀の海でできた「蝦夷層群(えぞそうぐん)」と呼ばれる地層が南北方向に広く分布しています。この地層からは当時の海洋に生息していた生物の化石が見つかり、その質・量は外国にも引けを取りません。

特にアンモナイトは、例えば形の連続的な時代変化を追うことができたり、固有種が多く見つかったりするので、白亜紀のアンモナイトの進化を調べるにはこの上ない場所なのです。

今回は写真とともに、北海道でのフィールドワーク(化石探し)の様子を紹介しようと思います。

中生代白亜紀の海でできた「蝦夷層群」

白亜紀の地層
まず地層の写真から。冒頭で紹介した蝦夷層群はこんな地層です。たくさんの横縞が見えると思いますが、そのうち灰色の部分が砂や泥の層で、それよりも白い部分が火山灰の層です。陸から川を伝って流れてきた砂や泥と、火山の噴火で出た火山灰が交互に海底に積もり、このような縞模様を作っています。

私の大きさと比べると地層の大きさがわかると思います。アパートやマンションくらいの高さの地層の間に川が流れていて、その川を歩きながら調査を行います。
渓谷を登ります。
こんな感じに鬱蒼とした渓谷を登りながら上流の地層を目指します。
【化石も掲載】あつまれ どうぶつの森 島の生きもの図鑑

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コンクリーション(ノジュール)を発見

コンクリーション
川を歩きながら、地層に埋まっている化石や、地層から落ちて川に転がっている化石を探します。でも、化石だけがそのままの形で見つかることはほとんどありません。

お目当ては写真の石です。これはコンクリーション(ノジュール)と呼ばれる、地層の中で化学反応により周囲の砂や泥が固まったとされる岩石です。コンクリーションは生き物の死骸を中心として作られることが多いので、中に化石が含まれている可能性が高いのです。ちなみに写真のコンクリーションの直径は20cmほど、だいたいサッカーボールくらいの大きさです。
表面に化石の断面が見えるコンクリーション。
コンクリーションの表面をよく見ると化石の断面が見えることがあります。こういう痕跡を見落とさないこと、化石の断面の形からどんな向きに化石が入っているのかを予想しながら岩石を割るのがコツです。
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コンクリーションを割って見つけた化石の正体は?

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