「狩猟免許」取得からの、鹿の解体を初体験! 自分でさばくジビエの料理に舌鼓!

〈父と息子の山開拓奮闘記vol.5〉初めてづくしの山開拓から、野生鳥獣の解体にまで突入!

家族で鹿の解体にチャレンジ!

鹿の解体を初体験!
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小学6年生の「れいいちろう」くんは昆虫が大好き。幼いころから昆虫探索がライフワーク。目的の生きものを探しに、日本全国西へ東へ北へ南へ!  「動く図鑑MOVE」の読者代表であるMOVEラボ研究員も務めています。2024年の春に、なんと父が思い切って「山」を購入! そんなれいいちろう一家の「山開拓」を追いかける特別連載がスタートしました。

第5回の記事は、お父さんの狩猟免許を取得後、さっそく野生鳥獣の解体を体験!の巻。

これまでのお話

購入した土地はどんな土地?

面積は約5000平方メートル(約1500坪)で、樹種は杉と竹になります。以前は素晴らしい大企業が半世紀所有しており、その大企業の創業家がお付き合いで元々の所有者から購入したそうです。その昔、山林内には家屋が数軒あったそうで、倒壊した家の残骸や、大きな井戸みたいな馬の餌場(らしい)が今でも残っています。家屋があった場所は平地ですのでキャンプもできます。隣地には小川が流れています。

憧れのヒノキ風呂計画!

MOVE編集部のむぅちゃん

お父さん、狩猟免許取得おめでとうございました! 最近の山はどんな状態ですか?

お父さん

ありがとうございます! これから第一種の試験も控えていますが……。山は、木の一部を伐採して新たに植林をしています。今回の伐採エリアを事前に市町村へ確認したところ、地域森林計画対象民有林(5条森林)に該当しなかったので、森林法の対象にはならず、伐採や造林の届出は必要がありませんでした。

いざ伐採を始めたところ、杉だと思っていた木はどうやらヒノキだったようで(恥)、伐採したらすごくイイ匂いに包まれました。『おっ!高く売れるじゃん!』と下心も湧いたのですが、世の中そんなに甘くはなく、搬出等を考えるとむしろマイナスになる可能性があるので、原木(丸太)を利用してヒノキ風呂でも作ってみようかなと息子と企てています。

ベースキャンプ

MOVE編集部のむぅちゃん

天然のヒノキ風呂! 憧れます〜!

お父さん

当初は土や石に埋もれて分からなかったのですが、敷地内に湧水地があって濁りのない水が汲めるのです! 見つけたときは息子と歓喜しました!(バンザイ‼︎)水のありがたさを改めて感じました。

水汲み場の枯れ葉や土、石を掃除して今では植林後の水まきに使っています。隣の山のおじさんに聞いたところ、昔、集落があったころには、この水源を皆で利用していたそうです。

真冬の山男・れいいちろう!
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