カブトムシが冬になっても生きているのはなぜ? 専門家が解説!

【講談社の図鑑MOVE生きもの相談室】子どもたちから集まった生きものにまつわる質問に答えます!

ゆうと(小2)

僕が飼っていたカブトムシが、まだ生き残っています。こんなことは初めてです。いつもは夏の終わりか、遅くても秋には亡くなっています。今年はどうしてこんなに長生きしてくれたでしょうか?

回答:カブトムシの寿命は通常1〜3ヶ月くらい。

昆虫研究家・伊藤先生

ゆうと君のカブトブシは何ヶ月いきているのかな? 生きているのは、オスですか? メスですか?

一般的にはメス、それもオスと交尾していないメスは、長生きします。湿度や温度、成虫の数など飼育ケースの中の環境が良かったのでしょうね。ストレスが少なかったのでしょう。

答えてくれたのは…

伊藤 弥寿彦 先生
いとうやすひこ⚫︎1963年東京都生まれ。学習院、ミネソタ州立大学(動物学)を経て、東海大学大学院で海洋生物を研究。20年以上にわたり自然番組ディレクター・昆虫研究家として世界中をめぐる。NHK「生きもの地球紀行」「ダーウィンが来た!」シリーズのほか、NHKスペシャル「明治神宮 不思議の森」「南極大紀行」など作品多数。初代総理大臣・伊藤博文は曽祖父。

【日本のカブトムシはなぜ小さいの?】MOVE生きもの相談室!