あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月1日」(1979年)。
極東ゾーン基地の施設内にある喫茶室で働くユリコ。怪獣に関心があった彼女は故郷を飛び出し現在の仕事についていたが、父親には自分が科学警備隊の隊員だと嘘の報告をしていた。そんななか、ユリコの故郷に、怪獣が出現してしまう。
ウミヘビのような怪獣が現れる
怪獣に大きな関心があったユリコは、科学警備隊への入隊を目指し、父親の反対を押し切って極東ゾーン基地にやってきた。しかし、世界中から優秀な若者が集まる地球防衛軍の中では、ユリコは平凡な少女だった。入隊は叶わなかったユリコだったが、「科学警備隊と一緒にいられるだけでいい」という思いから、基地内の喫茶室で働きはじめた。しかし、ユリコは父親に自分が科学警備隊員として活躍していると嘘の手紙を送っていた。今回の事件の調査にユリコがこなければ、父親は不審に思うと考えたのだ。
しかし、そこに海からウミヘビのような怪獣が出現。ユリコは戦闘機のベータミーに乗り父親とともに避難しようとするが、ユリコは戦闘機を動かすことができない。ヒカリが通信で指示を送り、なんとかベータミーを動かし怪獣から逃げることに成功したユリコだったが、不時着時の振動で父親は気を失ってしまう。