8月1日 ザ☆ウルトラマン 南浮子島に出現した超巨大怪獣の正体とは?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 8月1日(1979年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月1日」(1979年)。
アイランダと対峙するウルトラマンジョーニアス  ©円谷プロ
『ザ☆ウルトラマン』は、ウルトラマンシリーズ初のテレビアニメーション作品として1979年4月4日より放送が開始された。科学警備隊のヒカリ超一郎隊員は、ウルトラの星・U40からやってきたウルトラマンジョーニアスと一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。アニメーション制作は日本サンライズ(現・サンライズ、バンダイナムコフィルムワークス)が担当し、著名なクリエーターが多数参加している。

極東ゾーン基地の施設内にある喫茶室で働くユリコ。怪獣に関心があった彼女は故郷を飛び出し現在の仕事についていたが、父親には自分が科学警備隊の隊員だと嘘の報告をしていた。そんななか、ユリコの故郷に、怪獣が出現してしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ウミヘビのような怪獣が現れる

1979年8月1日は『ザ☆ウルトラマン』第18話「謎のモンスター島」が放送された日です。極東ゾーン基地内にある喫茶室にやってきたヒカリたち。出迎えてくれた野島ユリコと談笑していると、ムツミ隊員が急いで彼らを呼びにくる。日本の最南端にある南浮子島に、怪獣が出現したという。しかし、ムツミの言葉を聞いたユリコは大きなショックを受ける。南浮子島はユリコの故郷だったのだ。しかし、彼女がショックを受けた理由は、故郷に怪獣が出たことだけではなかった。

怪獣に大きな関心があったユリコは、科学警備隊への入隊を目指し、父親の反対を押し切って極東ゾーン基地にやってきた。しかし、世界中から優秀な若者が集まる地球防衛軍の中では、ユリコは平凡な少女だった。入隊は叶わなかったユリコだったが、「科学警備隊と一緒にいられるだけでいい」という思いから、基地内の喫茶室で働きはじめた。しかし、ユリコは父親に自分が科学警備隊員として活躍していると嘘の手紙を送っていた。今回の事件の調査にユリコがこなければ、父親は不審に思うと考えたのだ。
海の中から出現した、ウミヘビのような怪獣  ©円谷プロ
事情を知ったヒカリたちは喫茶室をムツミに交代してもらい、アキヤマキャップに無断でユリコを連れ南浮子島に出動。病院を開業し、島の中心的人物であるユリコの父親から事情を聞く。南浮子島は、怪獣が出現する以前から魚がいなくなるなど異常事態が続いていた。本土からきて採掘工事をしている鉱山会社に話を聞くヒカリ。

しかし、そこに海からウミヘビのような怪獣が出現。ユリコは戦闘機のベータミーに乗り父親とともに避難しようとするが、ユリコは戦闘機を動かすことができない。ヒカリが通信で指示を送り、なんとかベータミーを動かし怪獣から逃げることに成功したユリコだったが、不時着時の振動で父親は気を失ってしまう。
次のページへ ウミヘビの正体はアイランダの触手だった!
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