あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月31日」(1999年)。
エリアル・ベースの上空に超巨大生物が出現。強大な磁気を持つモキアンがこれ以上接近すれば、地球は滅亡してしまう。一方そのころ、藤宮博也はテレビ局・KCBのリポーターである吉井玲子とともに根源的破滅招来体の使者と遭遇していた。
玲子が死神に攫われる
玲子の自宅に向かった藤宮だったが、突然周囲が宇宙空間になるという不可思議な現象が発生。気絶している玲子を発見する。そして、先ほどの死神が現れ、自らを「主(あるじ)の使い」と名乗った。そのころ、特捜チームXIG(シグ)は、自分たちの拠点であるエリアル・ベース上方の宇宙に何かがいることを探知。偵察に向かうも、XIGの通信衛星が破壊され、超巨大怪獣・モキアンが現れた。
モキアンは、ひとつの磁気しか持たない理論上の物質「磁気単極子(モノポール)」を内蔵しており、N極のみで構成されている。モキアンが地球に飛来すれば、強力なN極がマントルに作用し地球が滅びてしまう。地球に降下しているモキアンは、このままでは30分後には地球に影響を及ぼす。XIGはファイターチームを出撃させ攻撃を開始した。