7月31日 ウルトラマンガイア XIGの母艦エリアル・ベースが壊滅する!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月31日(1999年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月31日」(1999年)。
モキアンと戦うウルトラマンガイア  ©円谷プロ
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“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワーク「アルケミー・スターズ」の一員、高山我夢(がむ)が地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに、地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

エリアル・ベースの上空に超巨大生物が出現。強大な磁気を持つモキアンがこれ以上接近すれば、地球は滅亡してしまう。一方そのころ、藤宮博也はテレビ局・KCBのリポーターである吉井玲子とともに根源的破滅招来体の使者と遭遇していた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

玲子が死神に攫われる

1999年7月31日は『ウルトラマンガイア』第47話「XIG壊滅!?」が放送された日です。中華料理店で食事をしていた藤宮。店を出ようとしたところ、突如テレビに写っていたニュース番組の司会者が藤宮に話しかけてくる。さらに、店の中の客や店員の様子も何やらおかしかった。司会者は「死神」に姿を変え、玲子に危害を加えることを示唆すると画面から姿を消したのだった。

玲子の自宅に向かった藤宮だったが、突然周囲が宇宙空間になるという不可思議な現象が発生。気絶している玲子を発見する。そして、先ほどの死神が現れ、自らを「主(あるじ)の使い」と名乗った。そのころ、特捜チームXIG(シグ)は、自分たちの拠点であるエリアル・ベース上方の宇宙に何かがいることを探知。偵察に向かうも、XIGの通信衛星が破壊され、超巨大怪獣・モキアンが現れた。

モキアンは、ひとつの磁気しか持たない理論上の物質「磁気単極子(モノポール)」を内蔵しており、N極のみで構成されている。モキアンが地球に飛来すれば、強力なN極がマントルに作用し地球が滅びてしまう。地球に降下しているモキアンは、このままでは30分後には地球に影響を及ぼす。XIGはファイターチームを出撃させ攻撃を開始した。
藤宮たちの前に現れた死神  ©円谷プロ PHOTO/講談社
死神は、根源的破滅招来体の使者だった。なぜ根源的破滅招来体は地球を狙うのかと藤宮が問うと、死神は「我々は滅ぼされたくない」と返す。死神によると、人類は悪性のウィルスで、宇宙は人類によって滅亡してしまうというのだ。
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