11月12日 ウルトラセブン キュラソ星からの逃亡犯が狙うものとは?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」11月12日(1967年)

テレビマガジン編集部

宇宙人が徘徊しているというニュースを見たある一家の父親が、ガソリンの匂いがすることに気づく。宇宙人が匂いを嗅ぎつけてやってくるかもしれないと思った長男の少年がガレージに行くと、ガソリンを飲んでいるキュラソ星人を発見。キュラソ星人は家の中にまで入ってくる。すると、2階にいた末っ子の少年が異変に気づいて、ロープで2階から脱出して、パトカーに通報したことで、ウルトラ警備隊が現場にやってきた。

ダンたちが家に突入すると同時に、キュラソ星人は逃走。そして、ひとり地球防衛軍専用車両のポインターに残っていたアンヌ隊員を不思議な力で催眠状態にすると、ポインターを運転させる。アンヌは地球防衛軍極東基地に帰還すると、ウルトラホーク1号を構成するβ号にキュラソ星人を案内すると、意識を失ってしまう。

β号を発進させて飛び去っていくキュラソ星人だったが、β号には大気圏を越える能力はなく、このままアンヌを連れて宇宙に逃げられることはない。しかし、このままだといずれ燃料がつき、アンヌもろともβ号は墜落してしまう。
β号(先頭)を追跡するα号(右)とγ号(左)。めずらしい、分離したウルトラホーク1号の編隊飛行  ©円谷プロ
ダンは、空中でα号とγ号をβ号とドッキングさせ、ウルトラホーク1号を完成させることで、β号のコクピットに突入する作戦を立案。見事ドッキングに成功し、ダンはアマギ隊員とともにコクピットに乗り込んだ。アンヌをアマギに任せ、キュラソ星人と格闘するダン。しかし、キュラソ星人が火を吹いたことで、β号に火災が起きてしまう。

ダンは、β号を切り離すようにキリヤマ隊長に連絡。切り離しが行われ、β号は墜落していく。ダンがウルトラセブンに変身し脱出する一方、キュラソ星人は落下によるショックとβ号の炎上に飲まれ、巨大化するも爆散したのだった。
キュラソ星人の様子を伺うウルトラセブン。直後にモロボシ・ダンの姿となったため、本エピソードのセブンは、墜落するβ号から脱出するシーンのみの登場だった  ©円谷プロ
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