2月7日 恐れを喰らう魔物 モズイにウルトラマンダイナも恐怖!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月7日(1998年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月7日」(1998年)。
モズイと戦うウルトラマンダイナ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第2作の『ウルトラマンダイナ』は、宇宙の「光」と出会ったアスカ・シンの物語。防衛隊・スーパーGUTSの新米隊員であるアスカはウルトラマンダイナに変身し、フラッシュタイプ、ミラクルタイプ、ストロングタイプの3形態を駆使して謎の宇宙球体スフィアの脅威から地球を守る。

工事現場から大昔の青銅鏡が発掘された。その鏡には人の「恐れ」をエネルギーとして吸収する魔物、モズイが封印されていたのだった!
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

太古の兵士の守り神

1998年2月7日は『ウルトラマンダイナ』第22話「ツクヨの兵士」が放送された日。工事現場から、4世紀前半の物と思われる青銅盤が発見された。それは、古墳時代以前に存在したと言われる、幻の「ツクヨの兵士」のものだということがわかる。伝説によると、ツクヨの兵士にはモズイという守り神がついており、戦では無類の強さを誇ったらしい。

モズイは「ツクヨの泉」に住んでおり、兵士たちは戦う前に必ず泉に石を捨てていったという。モズイが兵士たちの守り神だったのだろうと空想するミドリカワ・マイ隊員。しかし、ツクヨの兵士たちは、モズイをどこかの「凍れる泉」に閉じ込めたまま、姿を消してしまったらしい。

一方、青銅盤の研究チーフは、ユミムラ・リョウ隊員の先輩である綾野博士が担当することになった。研究を進める綾野博士は、青銅盤は鏡であり、意図的に鏡面に蓋がされていたことに気づく。月の光を映した青銅鏡。その側面には古代文字で「これに触れるな。我らここにモズイを封じおく」と刻まれていた。

モズイを封じた「凍れる泉」がこの青銅鏡であり、その封印を解いてしまったことを悟った綾野博士。モズイの狙いは、“現代の兵士”であるスーパーGUTSのリョウであると考え、リョウに警告する。

そして、ついにモズイが姿を現した。リョウは綾野博士のもとに急行。しかし、モズイの姿を見ると一瞬、恐怖で動けなくなってしまう。その後、モズイはどこかに逃走。リョウは綾野博士を発見するが、博士は生死の境をさまようほどの重傷を負ってしまう。
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