あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月7日」(1998年)。
工事現場から大昔の青銅鏡が発掘された。その鏡には人の「恐れ」をエネルギーとして吸収する魔物、モズイが封印されていたのだった!
太古の兵士の守り神
モズイは「ツクヨの泉」に住んでおり、兵士たちは戦う前に必ず泉に石を捨てていったという。モズイが兵士たちの守り神だったのだろうと空想するミドリカワ・マイ隊員。しかし、ツクヨの兵士たちは、モズイをどこかの「凍れる泉」に閉じ込めたまま、姿を消してしまったらしい。
一方、青銅盤の研究チーフは、ユミムラ・リョウ隊員の先輩である綾野博士が担当することになった。研究を進める綾野博士は、青銅盤は鏡であり、意図的に鏡面に蓋がされていたことに気づく。月の光を映した青銅鏡。その側面には古代文字で「これに触れるな。我らここにモズイを封じおく」と刻まれていた。
モズイを封じた「凍れる泉」がこの青銅鏡であり、その封印を解いてしまったことを悟った綾野博士。モズイの狙いは、“現代の兵士”であるスーパーGUTSのリョウであると考え、リョウに警告する。
そして、ついにモズイが姿を現した。リョウは綾野博士のもとに急行。しかし、モズイの姿を見ると一瞬、恐怖で動けなくなってしまう。その後、モズイはどこかに逃走。リョウは綾野博士を発見するが、博士は生死の境をさまようほどの重傷を負ってしまう。