7月7日 ガッツ星人に捕らわれたウルトラセブンをウルトラ警備隊が救う!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月7日(1968年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月7日」(1968年)。
ガッツ星人に磔にされてしまったウルトラセブン  ©円谷プロ
1967年10月1日より放送が開始された『ウルトラセブン』。怪獣が自然災害に近い存在であることが多かった前作『ウルトラマン』に対し、本作は明確な侵略の意図を持った宇宙人が複数登場。多くの怪獣が、宇宙人の兵器として登場するのも特徴だ。

人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。


第39話「セブン暗殺計画 前篇」で地球に襲来したガッツ星人と戦うセブン。しかし、ガッツ星人は事前に豪力怪獣 アロンを送り込み戦わせることで、セブンの戦闘力を調査していた。セブンはガッツ星人に敗北。十字架に磔にされてしまう。
「地球の全人民に告ぐ、君たちの英雄セブンは、夜明けと共に処刑されるであろう」

ウルトラ警備隊は、セブンを救出し地球を守ることができるのか!?
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

セブンを蘇らせろ!

1968年7月7日は『ウルトラセブン』第40話「セブン暗殺計画 後編」が放送された日です。夜明けとともに、ウルトラセブンの処刑を通告してきたガッツ星人。なんとか対策を練ろうとするウルトラ警備隊は、謎の発信音を受信。それはセブンからのメッセージで、「マグネリュームエネルギーがあれば、自分は力を取り戻すことができる」というものだった。

マグネリュームエネルギーは、まだ人類が合成に成功していない物質だったが、その製造方法はセブンによってもたらされる。しかし、それにはダイモード鉱石が必要だった。ダイモード鉱石は、アフリカで採取されるものだ。偶然にも、フルハシ隊員は妹の友人である夏 彩子からダイモード鉱石を譲り受けていた。それは、レーサーである彩子がアフリカで入手したものだ。ウルトラ警備隊は、早速実験を開始するが、ダイモード鉱石が足りず、失敗してしまう。

彩子に追加のダイモード鉱石の提供を求めようとするフルハシ。しかし、彩子は彼女がセブン復活の鍵を握っていることを知ったガッツ星人の襲撃を受け、攫われてしまう。彩子は倒れているところを発見されるが、ペンダントにしていたダイモード鉱石は奪われていた。
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