7月19日 ウルトラマンレオが心眼を会得しフリップ星人を撃破!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月19日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月19日」(1974年)。
フリップ星人と戦うウルトラマンレオ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人! 得意の格闘技で宇宙の平和を守る。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でもファンの間で語り草になっている。

街に現れたフリップ星人に挑んだゲンは、分身能力を持つフリップ星人に為すすべもなく、攻撃されてしまう。しかし、その場にいた津山という青年は、本物のフリップ星人を見抜き、撃退した。ダンは、津山に弟子入りするようゲンに言い渡すが、津山に良い印象を持たないゲンはそれをためらう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

敵の分身を見破る青年

1974年7月19日は『ウルトラマンレオ』第15話「くらやみ殺法!闘魂の一撃」が放送された日です。梅田兄妹を連れてアイスクリームを食べていたゲンは、自分のことをじっと見つめている青年に気づく。その青年は、同じ城南スポーツクラブに勤務する山口百子と待ち合わせをしていたようで、ふたりはどこかに行ってしまった。

百子と親しげだった青年のことが気になるゲン。すると、街に宇宙人が出現したという連絡を受ける。ゲンは現場に向かうと、百子と先ほどの青年が襲われそうになっていた。ゲンは襲っている宇宙人・フリップ星人と戦おうとするが、青年はMACにはフリップ星人は倒せないと言う。

敵は分身してゲンを攪乱。後ろから襲われ、ゲンは気絶してしまう。しかし、逃走しようとするフリップ星人を青年が阻止。フリップ星人は分身し、襲いかかるが、青年はにせものに惑わされることなく、本物のフリップ星人を攻撃。結局、フリップ星人は逃走してしまうが、その青年の様子をダンが見ていた。

基地に帰還したゲンは、フリップ星人を逃がしたことをダンに叱責される。そしてダンはゲンに、先ほどの津山という青年に弟子入りするよう命じる。しかし、ゲンは津山に良い印象がなく、津山を頼らずに訓練をした。その後、再びフリップ星人が出現。MACは追い詰めるが、隊員のひとりが投げ飛ばされ、命を落としてしまう。

ダンは、ゲンが津山に教えを請わなかったことを見抜き、叱責。そして、仲間が死んだことや、これからも被害者が出る可能性があることを伝えて説得した。ダンの話を聞いたゲンは、津山のもとを訪れる。
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