7月3日 ウルトラQ 謎の四次元空間に潜む怪獣トドラが旅客機を襲う!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月3日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月3日」(1966年)。
206便に迫るトドラ  ©円谷プロ
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『ウルトラQ』は、ウルトラマンシリーズ第1作目となる全28話のテレビシリーズ。巨大ヒーローが登場せず、星川航空パイロットの万城目 淳、助手の戸川一平、そして毎日新報カメラマンの江戸川由利子たちが怪奇な事件に遭遇する模様を描く。

超音速ジェット旅客機206便に乗って帰国した万城目たちだったが、もう少しで空港に到着するところで、渦を巻く謎の雲に吸い込まれてしまう。そこは、四次元空間だった。トドに似た怪獣・トドラが現れ、さらにはその騒動に乗じて、日本に送還されるため206便に乗っていた殺人犯が暴れだす。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

206便が姿を消す

1966年7月3日は『ウルトラQ』第27話「206便消滅す」が放送された日です。パイロットの研修を終え、香港から帰国しようとしていた万城目と一平。由利子は空港で、たまたま居合わせた一の谷博士とともにそれを待っていた。万城目たちが乗っているのは、最新鋭の超音速ジェット旅客機206便だ。彼らは最新の旅客機で、空の旅を満喫していた。

しかし、突如機長の目の前に、渦を巻く謎の雲が出現。206便は、その中に吸い込まれてしまう。空港のレーダーからも206便は消失。由利子たちは管制塔に行き、そのことを知る。すると、飛行機がいないにもかかわらず、飛行音が聞こえてきた。由利子は、それが206便の音だと考えるのだった。

一方、206便は霧のようなものがたちこめる、謎の空間に迷い込んでいた。機体は大きく揺れ、パイロットや乗客は全員気を失ってしまうものの、目を覚ました万城目は操縦室に行き、エンジンを停止させる。その後、機長たちを起こしたのだった。しかしそのころ、客席でひとりの男が目を覚ます。その男は、殺人罪で強制送還されたオリオン太郎だった。オリオン太郎は、自分を連行していた刑事から銃を盗み、万城目たちを脅す。
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