7月3日 ウルトラQ 謎の四次元空間に潜む怪獣トドラが旅客機を襲う!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月3日(1966年)

テレビマガジン編集部

トドラが出現!

オリオン太郎は、「自分の運命は奈落の底に決まっている」と言い、万城目たちの説得を無視。万城目、一平に加え機長と副機長の4人を連れ出し、206便から降りる。外の空間は、地面が見えないほどの濃い霧のようなものに覆われていた。歩みを進めていくと、ゼロ戦やB‐29といった、第二次世界大戦で活躍した飛行機の残骸がいくつも発見される。

すると、一平が霧の中からダイヤモンドを発見。それを見たオリオン太郎は、欲に目がくらんで拾おうとする。万城目はその隙を狙ってオリオン太郎を取り押さえようとする。機長と副機長が撃たれてしまうものの、反撃してくるオリオン太郎をパンチで打ちのめす。だが、倒れたオリオン太郎は、穴の中に吸い込まれるように霧の中に姿を消してしまう。そして、今度はアザラシのような模様にセイウチに似た牙を持つ巨大な怪獣・トドラが現れた。

万城目と一平は、機長たちを連れて206便に戻る。そして、万城目は負傷した機長に代わって206便の操縦桿を握ることを決意した。乗客によって、壊れた無線機が修理されており、万城目は管制室に連絡。自分たちの無事を知らせる。しかし、トドラがすぐそこまで迫っていた。万城目はエンジンを始動し、206便のジェットエンジンの噴射でトドラを驚かせて離陸する。すると、現実に繫がる壁を発見した。万城目たちはそこを通り、無事にもとの世界に帰還したのだった。

四次元怪獣 トドラ

ジェット噴射に驚いて後退した  ©円谷プロ
【ウルトラ怪獣事典】
四次元怪獣 トドラ

身長/30メートル
体重/2万5000トン

四次元空間に潜む怪獣。迷い込んできた飛行機を襲っており、世界中で起きる飛行機の失踪事件の真相は、この四次元空間に迷い込んだことだと思われる。

登場エピソード:『ウルトラQ』第27話「206便消滅す」(1966年7月3日放送)
脚本:山浦弘靖、金城哲夫/特技監督:川上景司/監督:梶田興治

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
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7月3日は万城目たちが四次元空間に迷い込んだ日

7月3日は、最新鋭の超音速ジェット旅客機で帰国しようとしていた万城目たちが謎の空間に迷い込み、トドラと遭遇したエピソードの日。万城目の操縦によって、彼らは無事にもとの世界に戻ることができました。

なお、1966年の『ウルトラQ』初回放送では、第28話「あけてくれ!」は放送がされず、このエピソードが本作の最終回となっていました。どちらの回も、物語全体としての結末が描かれなかった『ウルトラQ』。今でも由利子たちは、どこかで奇妙な事件に遭遇しているのかもしれません。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2023』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

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