あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月26日」(1967年)。
謎のテレパシーを受けたフジ隊員の弟、サトル少年。それは、地球を侵略しようとするメフィラス星人が送ったものだった。
メフィラス星人がサトル少年にメッセージを送る!
すると、サトルたちは大型タンカーが空を飛んでくるのを目撃。そして飛んでいた超音速旅客機やジェット機編隊が上空に吸い寄せられるようにして消え去り、タンカーは空中で爆発してしまう。ハヤタたちはその場の調査を行うことになったが、車を発進させたとたん、宙に浮いてしまう。
空飛ぶタンカーは、「上に落ちる」ような、特定の空間内で重力が逆方向に働いたことが原因と推測された。科学特捜隊は、吸い上げられたジェット機群らしき反応を宇宙でキャッチし、イデ隊員とアラシ隊員は主力戦闘機・ジェットビートルに補助ロケットを装備した“宇宙ビートル”で調査に向かった。すると、ジェット機の残骸らしき大量の破片を抜けた先に、ハヤタたち3人が乗っていた科特隊専用車が宇宙を漂っていた。しかし、必死の捜索を続けるも3人を発見することはできない。
すると、科学特捜隊にフジ隊員発見の連絡が入る。しかし、現場に急行したムラマツキャップたちが見たのは、ビルほどの大きさになった巨大なフジ隊員だった。ムラマツキャップたちは、巨大なフジ隊員に話しかけるが、言葉は通じない。
一方、サトルは謎の声を聞き、見知らぬ場所で目を覚ます。その声の主はメフィラス星人だった。メフィラス星人は、自分の星から地球を見ているうちに、地球とサトルがどうしても欲しくなったと言う。しかし、自分は暴力が嫌いであるため、力で奪うのではなく、地球人のサトルから了解をもらいたいと言ってきた。
「この私にたった一言、地球をあなたにあげましょうと言ってくれないかね」