2月25日 ウルトラマンマックス 滅びゆく星から子ども怪獣がやってきた!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月25日(2006年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月25日」(2006年)。
ウルトラマンマックスに襲いかかるホップホップ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2005年7月2日より放送が開始された『ウルトラマンマックス』は、М78星雲からやってきたウルトラマンマックスが、防衛組織UDFの日本支部に所属する対怪獣防衛チームDASHの隊員トウマ・カイトと一体化。平成になってからのTVシリーズではほとんど見られなかった、過去の人気怪獣の再登場が積極的に試みられた作品です。

滅亡しようとする星の文明が、生存の可能性を信じて、幼い子どものつがいと、それを守護する怪獣を脱出させた。その生物たちは地球に落下してしまうが、優しい姉弟に保護される。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

アダムとイブ、ホップホップが地球に落下

2006年2月25日は、『ウルトラマンマックス』第35話「M32星雲のアダムとイブ」が放送された日。監視衛星がM32星雲内に超新星爆発を観測した。その星は地球から230万光年はなれているため、230万年前の出来事だ。

すると、M32星雲方向から飛来する物体が発見され、地上に落下。DASHが出動して現場に向かうと、落下物は宇宙生物だった。宇宙生物ホップホップは眠っており、何かの信号を発信していることから、DASHは攻撃をせず、UDFサテライト・ラボに回収されることになった。

一方、宇宙生物が落下した地点から少しはなれた場所にも、2体の小さな物体が落下していた。おつかいの帰りに、たまたま通りかかった小学生の生田宇宙(そら)は、それが宇宙怪獣の子どもだと思い、家に持ち帰る。

宇宙は、姉の生田希望(のぞみ)にその生物(アダムとイブ)を見せる。希望はDASHに届けようと言ったが、宇宙はDASHに渡すと2体が殺されてしまうと考え、生き物嫌いな母親に隠れて、自室で育てることにした。翌日、テレビでホップホップがサテライト・ラボで保護、調査されていることを知る。

その頃、DASHはホップホップの出している信号の解読に成功。その内容は、母星が滅亡しようとしているため、どこか他の星で生きていける可能性を信じて、守護神ホップホップとともに幼い命たちを脱出させたというものだった。ホップホップたちは、以前観測された超新星爆発によって滅んだ星から、230万光年も旅をしてきたのだ。DASHは、メッセージに記された「幼い命たち」を探すことになった。
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