あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月25日」(2006年)。
滅亡しようとする星の文明が、生存の可能性を信じて、幼い子どものつがいと、それを守護する怪獣を脱出させた。その生物たちは地球に落下してしまうが、優しい姉弟に保護される。
アダムとイブ、ホップホップが地球に落下
すると、M32星雲方向から飛来する物体が発見され、地上に落下。DASHが出動して現場に向かうと、落下物は宇宙生物だった。宇宙生物ホップホップは眠っており、何かの信号を発信していることから、DASHは攻撃をせず、UDFサテライト・ラボに回収されることになった。
一方、宇宙生物が落下した地点から少しはなれた場所にも、2体の小さな物体が落下していた。おつかいの帰りに、たまたま通りかかった小学生の生田宇宙(そら)は、それが宇宙怪獣の子どもだと思い、家に持ち帰る。
宇宙は、姉の生田希望(のぞみ)にその生物(アダムとイブ)を見せる。希望はDASHに届けようと言ったが、宇宙はDASHに渡すと2体が殺されてしまうと考え、生き物嫌いな母親に隠れて、自室で育てることにした。翌日、テレビでホップホップがサテライト・ラボで保護、調査されていることを知る。
その頃、DASHはホップホップの出している信号の解読に成功。その内容は、母星が滅亡しようとしているため、どこか他の星で生きていける可能性を信じて、守護神ホップホップとともに幼い命たちを脱出させたというものだった。ホップホップたちは、以前観測された超新星爆発によって滅んだ星から、230万光年も旅をしてきたのだ。DASHは、メッセージに記された「幼い命たち」を探すことになった。