あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月16日」(1999年)。
XIG(シグ)のオペレーターである佐々木敦子は、密かにチーム・ライトニングの梶尾リーダーに想いを寄せていた。しかし、ある日、作戦中に指示を誤り、梶尾リーダーの部下に怪我をさせてしまう。地上での謹慎を命じられ、落ち込む敦子であったが、すべてはサイコメザードⅡの策略だった。
様子のおかしい敦子
しかし、直前に激しい耳鳴りに襲われたオペレーターの敦子は、何かに取り憑かれたように生気を失ってしまう。そして、間違った指示を出された北田隊員の乗るXIGファイターSGは、大河原隊員の機体と接触。2機は墜落してしまった。そして、同時にワームホールは消滅する。北田隊員たちは負傷したものの、無事だった。敦子を責める梶尾リーダー。敦子は、謹慎処分を命じられてしまう。
我夢は、XIGファイターに付着した粒子を分析。それは、特殊な電気エネルギーを放出し、人間に幻覚作用を引き起こすものだった。敦子は、敵に幻覚を見せられたのだ。我夢は、連絡のつかない敦子を探すよう、梶尾リーダーに依頼する。一方、実家に戻った敦子は、幼いころに遊んだ遊園地の夢を見ると、自宅を出てどこかにいってしまっていた。
敦子の家を訪れた梶尾リーダーだったが、敦子はおらず、彼女の姉の律子と知り合う。律子によると、敦子は幼いころ病気がちで、大きな行事にはほとんど参加できなかったため、親しい友人がいないらしい。そして、敦子は「遊園地にいけばリリアに会える」と言い、遊園地に向かったという。ふたりは、敦子を探すために遊園地に向かった。