あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月22日」(1972年)。
小学校の校庭に突如ピラミッドが出現。そこから噴き出した赤いガスで、子どもたちがつぎつぎと倒れていく。さらに、そのガスの中からミチルという少女が現れた。夕子はミチルのことを怪しいと疑うが……。
突然、地を割ってピラミッドが現れた!
しかし、北斗たちに気づいた少女は、なぜか逃げ出してしまう。少女が怖がっていると思い、自分たちはTACだと言って落ち着かせようとする北斗。すると、地震と共に三角形の物体がさらに地面から迫り出して、巨大なピラミッドとしての姿を現す。赤いガスを吸った子どもたちが病院に運ばれ、白血球が異常に増えていることが確認される一方、北斗に保護された少女・ミチルは「北斗の血を輸血したら死んでしまう」と言って、何故か血液検査を拒む。夕子はミチルの正体について疑惑を持ち始める。
TACの調査の結果、ピラミッドは地球に存在しない金属でできていることが判明。さらに、ここ数日、オリオン座に謎の変化があり、ピラミッドが宇宙から来た可能性も考えられた。竜 五郎隊長は万一のため、現在開発中の新兵器・V9の完成を急がせる。一方、病院を抜け出したミチルは街中で突然苦しみ出し、バッグから取り出した袋に入った赤いガスを吸引していた。さらに、通りがかった男たちにV9のある場所を聞いたミチルは、それがTAC基地にあることを知り、男たちにガスが入った袋を手渡した。そのガスを吸った男たちは、倒れてしまう。