9月22日 ウルトラマンA スフィンクス襲撃! 小学校の地下からピラミッドが現れる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」9月22日(1972年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月22日」(1972年)。
スフィンクスと戦うウルトラマンA  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1972年4月7日より放送が開始された『ウルトラマンA』は、怪獣を超える怪獣である「超獣」を送りこむ異次元人ヤプールと戦うため、超獣攻撃隊TAC(タック)の隊員となった北斗星司と南 夕子がウルトラタッチでウルトラマンAに変身、必殺のメタリウム光線や、バーチカルギロチンをはじめとした多彩な切断技などを駆使して、超獣を次々と撃破していく。

小学校の校庭に突如ピラミッドが出現。そこから噴き出した赤いガスで、子どもたちがつぎつぎと倒れていく。さらに、そのガスの中からミチルという少女が現れた。夕子はミチルのことを怪しいと疑うが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

突然、地を割ってピラミッドが現れた!

1972年9月22日は『ウルトラマンA』第25話「ピラミットは超獣の巣だ!」が放送された日です。体育の授業をしている小学校で突如、何人もの子どもたちが倒れだした。「赤い煙を見た」という子どもの報告を受けた教師たちの通報を受け、TACの北斗たちが調査にやってくる。すると地面から赤いガスとともに、今度は三角形の物体が出現! 近くにいた子どもが意識を失う最中、ガスの中から少女が歩いてくる。

しかし、北斗たちに気づいた少女は、なぜか逃げ出してしまう。少女が怖がっていると思い、自分たちはTACだと言って落ち着かせようとする北斗。すると、地震と共に三角形の物体がさらに地面から迫り出して、巨大なピラミッドとしての姿を現す。赤いガスを吸った子どもたちが病院に運ばれ、白血球が異常に増えていることが確認される一方、北斗に保護された少女・ミチルは「北斗の血を輸血したら死んでしまう」と言って、何故か血液検査を拒む。夕子はミチルの正体について疑惑を持ち始める。

TACの調査の結果、ピラミッドは地球に存在しない金属でできていることが判明。さらに、ここ数日、オリオン座に謎の変化があり、ピラミッドが宇宙から来た可能性も考えられた。竜 五郎隊長は万一のため、現在開発中の新兵器・V9の完成を急がせる。一方、病院を抜け出したミチルは街中で突然苦しみ出し、バッグから取り出した袋に入った赤いガスを吸引していた。さらに、通りがかった男たちにV9のある場所を聞いたミチルは、それがTAC基地にあることを知り、男たちにガスが入った袋を手渡した。そのガスを吸った男たちは、倒れてしまう。
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