3月23日 ウルトラマンA 人の魂を吸うバイオリンが超獣に変貌!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月23日(1973年)

テレビマガジン編集部

バイオリンがギーゴンに変貌

そこに、バイオリン教室の友人の女子ふたりがやってきた。春夫は演奏を終えると、力が抜けたように地面に座り込んでしまう。友人のひとりもバイオリンを弾いたことで、無気力状態に。一方、異常な反応をキャッチしやってきた北斗と美川隊員は、春夫たちを発見。すると、バイオリンが空を飛んでどこかにいくのを目撃する。その後、春夫の母親がやってきた。

バイオリンに超獣が取り憑いているのだろうと考える北斗。春夫をメディカルセンターに連れていき、北斗は、春夫の友人の少女に手伝ってもらって空を飛ぶバイオリンを追跡しようとする。しかし、高価な春夫のバイオリンを傷つけられたくない母親は、春夫を連れて北斗についていくと言って聞かなかった。

友人の少女から、空を飛ぶバイオリンで春夫の演奏がうまくなったという話を聞いた母親。その後、バイオリンは人々の魂を次々と吸収し、バイオリンからチェロに、さらにコントラバスに巨大化していった。北斗は、コントラバスを破壊しようとするが、不思議なコントラバスを破壊されたくない春夫の母親は、北斗からタックガンを奪い、破壊するのをやめるよう北斗を脅迫する。

すると、コントラバスはさらに巨大化し音色を響かせると、周囲の人々の魂を一斉に吸収しはじめた。北斗は、無気力状態になった母親からタックガンを奪い返すと地上から攻撃。しかし、北斗やTAC隊員たちの攻撃を受けたコントラバスは超獣・ギーゴンに変貌した。北斗は、ギーゴンに踏み潰されそうになっている母親を助けると、ウルトラマンAに変身。ギーゴンの4本の弦を切断すると、メタリウム光線で撃破したのだった。

バイオリン超獣 ギーゴン

攻撃を受け、超獣に変貌した  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
バイオリン超獣 ギーゴン

身長/51メートル
体重/4万3000トン

バイオリンに取り憑き、自らを演奏した人間に美しい音色を聞かせることで、その人間の魂を吸収。巨大化していった。金縛り光線を放ち、一時的にAを行動不能にするが、太陽光を浴びて復活したAの反撃を受け、敗北した。

登場エピソード:『ウルトラマンA』第51話「命を吸う音」(1973年3月23日放送)
脚本:石堂淑朗/特殊技術:高野宏一/監督:筧 正典

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
TSUBURAYA IMAGINATION
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3月23日はバイオリンが超獣になった日

3月23日は、バイオリンの練習を強要される春夫のバイオリンに、超獣が取り憑いたエピソードの日。無事に事件は解決。春夫の母親は考えを改め、春夫が野球をすることを許します。

そんな母親に、竜隊長は「子どもは元気で、伸び伸びと育つのが一番です。そのうえでなら、学問でも芸術でも自分から進んで努力するようになります」と言葉をかけたのでした。

本作のバイオリン教室の先生役は、『ウルトラセブン』『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンA』をはじめとする円谷プロ作品の音楽を多数手がけた“ウルトラ音楽の父”冬木 透さんです。ノンクレジットのカメオ出演ですが、かなり長めのカットも演じられました。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2023』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

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