あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月23日」(1974年)。
北海道の手稲に、謎の物体が飛来したのを確認したゲンとダン。そこには、子熊を世話する宇宙人・ボックがいた。ボックは、自分の命を狙うドギューから逃げるため地球に来たという。
子熊を連れた少年
現場には、反応がふたつあった。二手に分かれて捜索を行っていたところ、急に雨が降ってくる。すると、ゲンのもとに子熊を連れた少年がやってきて、大きな葉っぱを傘がわりに差し出してきた。少年は「ボック」と名乗り、去ってしまう。その後、ダンと合流したゲンはそのことを報告すると、ボックはダン=ウルトラセブンの知り合いの宇宙人であることがわかる。また、そこから地球に飛来したもう一つの物体は、宇宙の嫌われ者である「ドギュー」ではないかと推測された。
そしてその夜、人間や動物が得体の知れない怪物に殺されるという事件が発生。地元の人々は、恐怖に駆られてしまう。その後、ゲンとダンは、調査のためにやってきた熊牧場で、子熊とじゃれあうボックと出会う。久しぶりに再会したダンとボック。すると、ボックはこれまでのいきさつを話しはじめる。