8月23日 ドギューの目潰し攻撃がウルトラマンレオを襲う!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 8月23日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月23日」(1974年)。
目に宇宙植物の黒百合が刺さったドギューと戦うウルトラマンレオ  ©円谷プロ
1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人。得意の格闘技で宇宙の平和を守る。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でも、ファンの間で語り草になっている。

北海道の手稲に、謎の物体が飛来したのを確認したゲンとダン。そこには、子熊を世話する宇宙人・ボックがいた。ボックは、自分の命を狙うドギューから逃げるため地球に来たという。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

子熊を連れた少年

1974年8月23日は『ウルトラマンレオ』第20話「見よ!ウルトラ怪奇シリーズ ふしぎな子熊座の少年」が放送された日です。MACステーションで勤務していたダンとゲンは、閃光を発しながら地球に接近する大小ふたつの物体を発見。大きい物体が、小さい物体をいじめているように見えた。そして、それは北海道の手稲に落下。ゲンたちは現場に向かう。

現場には、反応がふたつあった。二手に分かれて捜索を行っていたところ、急に雨が降ってくる。すると、ゲンのもとに子熊を連れた少年がやってきて、大きな葉っぱを傘がわりに差し出してきた。少年は「ボック」と名乗り、去ってしまう。その後、ダンと合流したゲンはそのことを報告すると、ボックはダン=ウルトラセブンの知り合いの宇宙人であることがわかる。また、そこから地球に飛来したもう一つの物体は、宇宙の嫌われ者である「ドギュー」ではないかと推測された。

そしてその夜、人間や動物が得体の知れない怪物に殺されるという事件が発生。地元の人々は、恐怖に駆られてしまう。その後、ゲンとダンは、調査のためにやってきた熊牧場で、子熊とじゃれあうボックと出会う。久しぶりに再会したダンとボック。すると、ボックはこれまでのいきさつを話しはじめる。
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