あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月21日」(1966年)。
横浜港で船を見ていたホシノ少年とその友人は、宝石密輸犯として指名手配されている「ダイヤモンド・キック」を発見。彼らに捕まってしまう。しかし、そこに東京湾の汚水を飲んで、怪獣に変貌したゲスラが出現する。
ホシノ少年が宝石密輸犯を発見する
一方、ホシノ少年はふたりの友人たちと共に双眼鏡で船を見ていたが、友人のひとりが海の中に怪獣を発見。「怪しい怪物を見た」という友人の言葉を聞き、ホシノ少年は同じ方向を双眼鏡で見る。すると、ホシノ少年は友人が見たものとは別の、怪しい二人組の男を発見する。
ホシノ少年が見たのは、指名手配中の宝石密輸犯「ダイヤモンド・キック」だった。ホシノ少年は科学特捜隊に連絡するが、電話に出たアラシ隊員は取り合ってくれない。一方、友人は怪獣を信じてくれないホシノ少年たちに、怪獣の存在を再び訴える。
ホシノ少年たちのやりとりを聞いていた船乗りは、友人が見たのは「ゲスラ」ではないかと教えてくれた。ゲスラは、南米に住んでいるカカオ豆が好きなトカゲの一種で、カカオの豆にたかる害虫を食べてくれるらしい。しかし、ゲスラが巨大な怪獣のような姿になることは、考えられないと言う。