10月15日 帰ってきたウルトラマン 台風怪獣バリケーンが謎の台風を引き起こす!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」10月15日(1971年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月15日」(1971年)。
台風を引き起こすバリケーンと戦うウルトラマンジャック  ©円谷プロ
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1971年4月2日より放送が開始された『帰ってきたウルトラマン』の主人公は郷 秀樹。カーレーサーを目指していた郷は、怪獣タッコングの襲撃の際に子どもを守って命を落とすもウルトラマンジャック(劇中での呼称は「ウルトラマン」)と一体化し復活。怪獣攻撃隊MAT(マット)に入隊し、怪獣から地球を守るために戦うことを決意する。

一方、発生と消滅を繰り返す台風が日本に上陸。その原因は、台風怪獣バリケーンだった。バリケーンは暴風雨を発生させながら猛威を振るいはじめる。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

異常な動きを見せる台風の正体は?

1971年10月15日は『帰ってきたウルトラマン』第28話「ウルトラ特攻大作戦」が放送された日です。坂田 健のレーシングカー開発に付き合って、郷がテスト走行していた健考案のスタビライザーはみごとに風圧を制御していた。そのとき、ラジオでサイパン島の東北500キロメートルの地点で台風が観測された、とニュースが流れる。MAT本部に戻った郷が台風の様子を確認するためにパトロールにむかおうとすると、先ほどまで猛威を振るっていた台風が突如消えてしまっていた。

しかしその夜、小笠原で竜巻が発生しタンカーが被害に遭う事件が発生する。その竜巻は、民家や設備に大損害を与え、中心には怪しく輝くふたつの目が存在していた。翌日、現場に調査にやってきたMATは、風で舞い上がったタンカーが民家に落下している、明らかに異常な光景を見る。

岸田と組み、調査を続ける郷は、紀伊半島で突然台風が発生したという報告を受ける。しかも、その台風は関東に直撃する進路をとっていたが、また急に消えてしまう。気象庁は、ここ数日異常発生と消滅を繰り返す台風を、どう市民に発表すればいいのか頭を悩ませていた。
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