6月27日 ウルトラマンダイナ スーパーロボット・マウンテンガリバー5号が発進!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月27日(1998年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月27日」(1998年)。
マウンテンガリバー5号と並び立つウルトラマンダイナ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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“平成ウルトラマンシリーズ”第2作の『ウルトラマンダイナ』は、宇宙の「光」と出会ったアスカ・シンの物語。フラッシュタイプ、ミラクルタイプ、ストロングタイプの3形態を駆使して謎の宇宙球体スフィアの脅威から地球を守る。

新兵器・スペシウム砲の受領のため火星に赴くアスカとマイ。しかしそこに、人類の戦力増強を良く思わないレギュラン星人 ヅウォーカァ将軍が現れ邪魔をしてくる。小惑星を爆発させ、隕石を落として地球を攻撃するヅウォーカァ将軍に対し、地球平和連合TPCは有事に備えて用意していたスーパーロボット・マウンテンガリバー5号を発進させる。やたらテンションの高いスーパーGUTS隊員、宇宙海賊になった旧GUTSのムナカタとシンジョウ、そして唐突に現れる巨大ロボ……。今回の『ダイナ』は何か変?
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

アスカとマイがスペシウム砲の受領に向かう

1998年6月27日は『ウルトラマンダイナ』第42話「うたかたの空夢」が放送された日です。ナカジマ・ツトム隊員が設計した新兵器「スペシウム砲」の試作品が完成し、アスカとミドリカワ・マイ隊員が火星基地まで受領に向かうことになる。出動前のブリーフィングを行うスーパーGUTS。そこで、ナカジマがふと「あまりすごい武器を持つと、文句を言う宇宙人がくる」と呟く。すると、突如モニターに謎の宇宙人が映し出された。その宇宙人は、自称・宇宙一の嫌われ者のレギュラン星人 ヅウォーカァ将軍。ナカジマがフラグを立ててしまったことで、ほんとうに宇宙人が文句を言いにきたのだ。
宇宙一の嫌われ者らしい、レギュラン星人 ヅウォーカァ将軍  ©円谷プロ PHOTO/講談社
地球を宇宙人の手に渡すわけにはいかない。スーパーGUTSは必ずスペシウム砲を受領するため、戦闘準備を開始。ヅウォーカァ将軍の小型円盤を迎え撃ち、その隙にアスカとマイは宇宙に上がった。しかし今度は、巨大な彗星爆弾が外宇宙から出現。ヅウォーカァ将軍の次なる攻撃「石ぶつけ作戦」だった。火星方面のTPC巡洋艦が迎撃を試みるもそれは失敗に終わってしまう。

アスカたちを地球に戻すことも考えられたが、アスカは火星基地と協力して小惑星の破片を破壊することを決定。火星基地に降り立ち、ナハラ司令官と、開発主任で旧GUTSの隊員でもあったホリイ・マサミと面会する。火星基地は現在危険な状況にあり、すぐにスペシウム砲を持ち帰るよう命じられたアスカだったが、彼は隕石破壊を手伝うと返すのだった。

スペシウム砲は射程が短く、基地からの発射では隕石の破壊はできない。すると、意を決したホリイは「こんなこともあろうか」と用意していた巨大ロボット・マウンテンガリバー5号の姿をアスカたちに見せる。
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