『ウルトラマンR/B』『タイガ』『Z』 更新されるスタンダード

『講談社MOOK ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』よりぬきコラム【第16回】

テレビマガジン編集部

©円谷プロ PHOTO/講談社
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ウルトラマンシリーズに登場する怪獣・宇宙人の誕生物語やストーリー中での活躍を追跡して、解読するムック『ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』から、作品に登場する怪獣や宇宙人がなぜこれほど魅力的なのかをお伝えしましょう。

今回は、ニュージェネレーションが新たな流れを作り出す『ウルトラマンR/B』(2018年)、『ウルトラマンタイガ』(2019年)、『ウルトラマンZ』(2020年)から豪烈暴獣ホロボロス・雷撃獣神ゴロサンダー・海賊宇宙人バロッサ星人を紹介しましょう。

『ウルトラマンR/B』世界の特徴的な怪獣!

豪烈暴獣ホロボロス
ウルトラマンロッソとブルの光線技をものともせず、逆にパワーのみで倒したほどの実力派怪獣です。  ©円谷プロ PHOTO/講談社
豪烈暴獣ホロボロスは『ウルトラマンR/B』第10話「湊家の休日」をはじめ5話にわたって登場した怪獣です。

前半のライバルである愛染マコトが4足歩行態を召喚し、後半のライバルである美剣サキが2足歩行態を召喚及び自ら変身、さらにはウルトラマンに変身できない湊兄弟に代わり、サキが変身して次元凶獣カミソリデマーガと戦うという、グルジオシリーズの怪獣と並んで本作を支えた怪獣といえるでしょう。

さらに『ウルトラマンZ』登場時には、333年周期で目覚めると文献に記録のあるファンタジー寄りの怪獣となりますが、セレブロによって寄生破滅獣メツボロスに変異させられてしまいます。

見かけによらず、そのパワーは本物!

強烈な雷撃を放つ厄災の鬼神

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