『ウルトラマンと学ぶ 宇宙と生命体』が学校図書館の「選定図書」に! 著者が解く宇宙人存在の可能性

NASAだって黙ってられない! UFO多数! 宇宙人は存在するのか? 著者の高水裕一先生が特別寄稿

高水 裕一

「ウルトラマン」シリーズの数々のエピソードをもとに宇宙の仕組みやナゾに迫る科学図書『ウルトラマンと学ぶ 宇宙と生命体』が「全国学校図書館協議会選定図書」に決定! 君が通う学校でも読めるかも! 今回は著者の高水裕一先生が特別寄稿。テーマはずばり、「宇宙人はいるのか?」

ついに、NASAが立ち上がる!

みなさん、宇宙人はいると思いますか。

私は個人的にはこの広い宇宙のどこかにいるだろうと思っています。

ただし、いたとしても地球との距離があまりにも遠いので、簡単にはお互いにコンタクトができないのだと思っています。

そんな中、2021年には、アメリカの空軍がこれまで遭遇した未確認(原因不明の意味)の飛行物体、いわゆるUFOの存在を公表しました。

これはこれまでパイロットたちが出会った、急発進急加速をする未知の飛行物体の事例で、およそ144例です。彼らによって報告された期間はおよそ16年という長きにわたるもので、未だにその正体がつかめていないということです。
▲実は、UFOは今まで数多く目撃されていた(イメージ)
▲ひょっとしたら、UFOはあなたの街にだって現れたかもしれない(イメージ)
大気の不思議な現象だけでは説明できない不思議なUFOの飛行の様子が、レコーダーにいくつも捉えられています。

じつに不思議ですね。

この正体解明のため、今年2022年にはNASAで正式に、この解明チームが立ち上がったほどです。もしも先端の未知の科学によるものだとすると、一体どこの国のものなのか、あるいは地球外の文明の何かなのか、想像がますますふくらみます。

さらに突拍子もないストーリーとして、未来の地球人がタイムトラベルで、過去である現在に現れている証拠だという人もいます。
▲ケムール人も50年以上も先の未来から来た個体でした。

UFOに乗っているのは?

いずれにしても、この飛行物体が本当の乗り物だとすると、現在の私たちが知っている科学では説明が難しいものばかりで、なにか宇宙人が関与しているのではと勘ぐってしまいますね。そして仮にもし、どこか別の星からきた宇宙人の乗り物だとしても、そこに宇宙人が乗りこんでいる可能性はきっと低いでしょう。

なぜなら、私たちも他の惑星、たとえば火星の地形を調べる際に、無人探査機を送っていますよね。自分たちが宇宙人の立場で考えると、他の得体のしれない惑星に単身で乗り込むなんて、あまりにリスクが高いことが想像できるはずです。
▲リスクが高い場所であれば、無人が基本。しかしAIならいるかもしれない(イメージ)
最近は、宇宙飛行士ではない一般の人たちが、徐々に宇宙への飛行を実現させ始めました。アマゾンというアメリカの大きな会社の会長さんであるジェフ・ベゾス氏も、2021年7月に民間人初の宇宙飛行を実現しました。彼も「人類は将来宇宙に住む以外、道はない」と明言しているように、稼いだ巨額のお金を宇宙船の開発に投資しています。

『ウルトラマントリガー』や『ウルトラマンデッカー』の世界では、すでに人類が火星に移住しています。私たちが住む世界でも、人類が地球外へ飛び立つことが日常になるかもしれませんね。
▲『ウルトラマンと学ぶ 宇宙と生命体』 定価1430円(税込み)
たかみず ゆういち

高水 裕一

Yuichi Takamizu
宇宙論専攻の物理学者

1980年東京生まれ。早稲田大学理工学部物理学科卒業。東京大学大学院、京都大学大学院を経て、英国ケンブリッジ大学理論宇宙センターに所属し、スティーブン・ホーキング博士に師事。現在は、筑波大学計算科学研究センター研究員。専門は宇宙論。 著書に『宇宙人と出会う前に読む本』(講談社)、『宇宙の秘密を解き明かす24のスゴい数式』(幻冬舎)などがある。

1980年東京生まれ。早稲田大学理工学部物理学科卒業。東京大学大学院、京都大学大学院を経て、英国ケンブリッジ大学理論宇宙センターに所属し、スティーブン・ホーキング博士に師事。現在は、筑波大学計算科学研究センター研究員。専門は宇宙論。 著書に『宇宙人と出会う前に読む本』(講談社)、『宇宙の秘密を解き明かす24のスゴい数式』(幻冬舎)などがある。

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。