災害時にも役立つサバイバル術をまとめた「あばれる君のすぐに使えるサバイバル大全」の責任編集を務めたあばれる君が、近年各地で多発している熊被害の対策について2回に分けて教えるぞ。まずは第1回目からスタートだ!
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あばれる君の
すぐに使えるサバイバル大全
熊は「こわいからこそキケン」な動物
「もふもふ」「かわいい」……。
ちがーう!
熊は自然界でもトップクラスの危険生物なんだ。
まずは、熊を知ることからはじめよう!
日本にいる熊は、2種類。
ヒグマ(北海道)
大きさ:体長1.7~2.8メートル、体重80~600キログラム
生息場所:北海道、アジア、ヨーロッパ、アフリカ北西部、北アメリカ
日本にいる陸上のほ乳類では最大級。木の実、草、魚、シカなど何でも食べる。力が強く行動範囲が広い。(講談社の動く図鑑MOVEより)
ツキノワグマ(本州・四国)
大きさ:体長1.2~1.8メートル、体重110~150キログラム(オス)、65~90キログラム(メス)
生息場所:日本、中央アジア、東南アジア
胸の白い月形が特徴。木の実や山菜、こん虫が主食。子どもがいたり、おどろかせたりしてしまうと、とてもキケン。(講談社の動く図鑑MOVEより)
走るスピードは自転車なみ、木登りも泳ぎも得意!
さらに鼻がいいから、遠くの食べ物や人のにおいもすぐわかる!
つまり、身体能力のうえでは、人間に勝ち目がない!
しかも、だ。
熊は基本的にはおくびょうなんだ。
だからこそ、ばったり山の中で出会うと「自分や子どもの身を守るため」に攻撃することがある!
わざとじゃなくても、人は大ケガをする!
つまり熊は、「こわいからこそキケン」な生きものなんだ!
「出会わない作戦」
熊対策のゴールは、出会わない! 戦わない! 逃げない!
この3つを覚えておこう!
まず、山や森では音を出して歩く!
「人がいるぞー!」って熊に知らせるんだ!
スズや話し声、ラジオの音などは、ビビりな熊には効果バツグン!
熊は、基本的には警戒心が強く、山や森で人間の気配を感じたら、熊のほうが逃げることが多いんだ。
1人行動はさける!
熊が動きやすい時間は要注意だー!
食べ物やゴミは、外に放置しない!
食べ物のにおいは、熊への招待状だと思えッ!
そして、服装は目立つ色、行き先は必ず大人に伝える!
これで生きのびる確率はググッと上がる!
目撃情報エリアには近づかない
山や森に出かけるときは、きちんと事前にリサーチをし、地元の市町村から熊の情報を確認。キケンなところには近づかないことが、なによりも大事なんだ。
熊は、人間を主食とするようなヤバい動物ではない。
興奮させなければ、おそわれる可能性は低いぞ!
熊に勝てるくらい強くなる方法を考えるよりも、熊に会わない知恵を身につけろ!
それが、本当のサバイバルだー!
写真/神谷美寛(講談社写真映像部)
あばれる君のすぐに使えるサバイバル大全








































































あばれる君
1986年9月25日、福島県生まれ。駒澤大学法学部、ワタナベコメディスクールを経てワタナベエンターテインメントに所属。スキンヘッドがトレードマークで、ハイテンションのコントネタ「熱血ひとり芝居」や、オーバーリアクションで人気に。TBS系の『アイ・アム・冒険少年』の企画、脱出島で歴代最多優勝を誇るなど、サバイバルの達人として名を馳せている。Twitter:@abarerukun
1986年9月25日、福島県生まれ。駒澤大学法学部、ワタナベコメディスクールを経てワタナベエンターテインメントに所属。スキンヘッドがトレードマークで、ハイテンションのコントネタ「熱血ひとり芝居」や、オーバーリアクションで人気に。TBS系の『アイ・アム・冒険少年』の企画、脱出島で歴代最多優勝を誇るなど、サバイバルの達人として名を馳せている。Twitter:@abarerukun