12月21日 テロリスト星人襲来! ウルトラマンタロウから少女へのクリスマスプレゼント!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」12月21日(1973年)

テレビマガジン編集部

1973年12月21日は『ウルトラマンタロウ』第38話「ウルトラのクリスマスツリー」が放送された日です。クリスマスを間近に控え、街は人びとで賑わっていた。ZATの隊員たちや白鳥家の健一、さおりも浮かれており、マッチ売りの少女のように炎の中に楽しい想像をして盛り上がる。そんな光太郎たちを、子犬を連れたひとりの少女が羨ましそうに見つめていた。

少女は日が暮れても家に帰らず、ビー玉を取り出すと沈みかけている太陽にかざす。すると、ビー玉の中に自分と両親が現れた。ビー玉の中の自分たちはクリスマスパーティーをしており、少女は父親からクリスマスプレゼントをもらう。しかし、嬉しそうな自分の姿を見て、少女はいっそう気落ちしてしまうのだった。

後日、光太郎は友人たちと遊ぶ健一を発見。その中には、件の少女もいた。その少女・ひとみは、光太郎が拾ってあげたビー玉を、「ミラクル星人からもらった」と話す。そのビー玉は太陽にかざすと、なんでも好きなものが見えるらしいが、健一をはじめ友人たちはひとみの言うことを本気にしていない。

光太郎はひとみからビー玉を借り、太陽にかざしてみた。するとそこに、ウルトラマンタロウと怪獣の戦いの様子が浮かぶ。ひとみの一家は、ウルトラマンタロウ対キングトータスとクイントータスの戦いに巻き込まれていたのだ。戦闘により一家の暮らすマンションは崩壊し、両親が亡くなってしまう。

ひとみは瓦礫の下敷きになった母親に必死に話しかけていたところを、見知らぬ男性に助けられた。これが、ひとみと唯一生き残った家族である子犬の身に起こった出来事だった。
ひとみを助けた男性は、地球の文化を学びにきた善良な宇宙人・ミラクル星人だった  ©円谷プロ
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男性は、ミラクル星人という宇宙人だった。地球の文化を学びにきていたミラクル星人は寂しい思いをしていたひとみを元気づけ毎日遊んでくれていたが、やがて母星に帰る日がやってくる。ミラクル星人は「見たいと思うもの」をなんでも見ることができる、魔法のビー玉を渡し「これがあれば、おじさんとも会える」と言って、人間の姿からミラクル星人の姿に戻り、地球を去っていったのだった。
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