少女は日が暮れても家に帰らず、ビー玉を取り出すと沈みかけている太陽にかざす。すると、ビー玉の中に自分と両親が現れた。ビー玉の中の自分たちはクリスマスパーティーをしており、少女は父親からクリスマスプレゼントをもらう。しかし、嬉しそうな自分の姿を見て、少女はいっそう気落ちしてしまうのだった。
後日、光太郎は友人たちと遊ぶ健一を発見。その中には、件の少女もいた。その少女・ひとみは、光太郎が拾ってあげたビー玉を、「ミラクル星人からもらった」と話す。そのビー玉は太陽にかざすと、なんでも好きなものが見えるらしいが、健一をはじめ友人たちはひとみの言うことを本気にしていない。
光太郎はひとみからビー玉を借り、太陽にかざしてみた。するとそこに、ウルトラマンタロウと怪獣の戦いの様子が浮かぶ。ひとみの一家は、ウルトラマンタロウ対キングトータスとクイントータスの戦いに巻き込まれていたのだ。戦闘により一家の暮らすマンションは崩壊し、両親が亡くなってしまう。
ひとみは瓦礫の下敷きになった母親に必死に話しかけていたところを、見知らぬ男性に助けられた。これが、ひとみと唯一生き残った家族である子犬の身に起こった出来事だった。