10月5日 初の深夜帯放送 ULTRASEVEN Xの戦いがはじまる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 10月5日(2007年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月5日」(2007年)。
ガルキメスと戦うULTRASEVEN X  ©円谷プロ PHOTO/講談社
『ULTRASEVEN X』は、『ウルトラセブン』40周年記念作品として2007年10月5日から放送が開始された。大人をターゲットに、深夜帯に放送された作品で、『ウルトラQ dark fantasy』など、過去にも深夜帯に放送された作品はあったものの、ウルトラヒーローが登場する作品としては、本作が初である。

記憶喪失の青年・ジンは、謎の女性からメガネ型のアイテム(=ウルトラアイ)を託され、社会に潜むエイリアンと戦いはじめる。果たしてジンはいったい何者なのか、そしてジンが変身するULTRASEVEN Xの正体とは!?
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ジンが目を覚ます

2007年10月5日は『ULTRASEVEN X』第1話「DREAM」が放送された日です。ある高層ビルの一室で、ひとりの青年が目を覚ました。しかし、青年はすべての記憶を失っており、自分が誰なのかもわからない。内ポケットに光線銃のウルトラガン、左腕に通信機のビデオシーバーを身に着けていたが、これが何なのかもわからなかった。

すると、ひとりの女性が現れ、さらに爆発音がする。青年は、女性から謎のメガネ型のアイテムを託されると、世界を救ってほしいと懇願される。そして、女性に促されビルから飛び降りると、ビデオシーバーの重力調節機能で着地し、車に乗り込みナビゲーションに従って、自宅とされる場所に帰るのだった。

自宅には家具があるものの、写真立てに写真は飾られておらず、引き出しの中身も空っぽだった。自分に関する情報があると考えていた青年は落胆するが、そのときビデオシーバーに連絡が入る。声の主は青年のことをジンと呼び、ミッションのためにクラブでエージェント・ケイと落ち合えと命じた。
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