あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月13日」(1980年)。
宇宙から怪獣を搭載したロケット弾が次々と打ち込まれた。科学警備隊はロケット弾の発射元が、地球から遠く離れた「スペースポイントX」であることを突き止めウルトリアで向かうことを決定。そこに、たびたび極東ゾーンに現れヒカリたちを振り回す科学者のヘンリー・ニシキ博士がやってくる。
スペースポイントXを目指しウルトリアが飛び立つ
出撃のためウルトリアに乗り込むヒカリたちだったが、その中にアフリカゾーンのヘンリー・ニシキ博士が乗り込んでいた。ヘンリー博士は極東ゾーンの長官に頼みこみ、ヒカリたちに同行することを勝手に決めてしまったのだ。U40のアミアから託されたウルトリアには、未知の部分も多かった。ヘンリー博士は、まだ詳細が解明できていないウルトリアの中にあるもうひとつの司令室「Bルーム」に行きたいと言う。ヒカリとピグはゴンドウキャップの指示で、ヘンリー博士とともにBルームに行くことになる。そして、ウルトリアはスペースポイントXに向かって発進。地球防衛軍の各ゾーンから応援を受け、地球を飛び立った。
宇宙を航行するウルトリア。ヘンリー博士が興味を示したBルームはまだ解析ができておらず、なんのために司令室が2つあるのかも謎だった。ヘンリー博士は、用途のわからない謎のボタンを押す。すると、艦内に警報が鳴り響き隔壁が閉鎖。ウルトリアは2つに分離した。ウルトリアは分離合体機能が搭載されていたのだ。ヘンリー博士はゴンドウキャップたちが乗っているウルトリアをウルトリアα、分離したウルトリアをウルトリアβと勝手に命名する。