6月23日 ウルトラマンA 人間を捕食して力を蓄えるサボテンが現る!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月23日(1972年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月23日」(1972年)。
サボテンダーの舌に拘束されるウルトラマンA  ©円谷プロ
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1972年4月7日より放送が開始された『ウルトラマンA』は、怪獣を超える怪獣である「超獣」を送りこむ異次元人ヤプールと戦うため、超獣攻撃隊TAC(タック)の隊員となった北斗星司と南 夕子がウルトラタッチでウルトラマンAに変身。必殺のメタリウム光線や、バーチカルギロチンをはじめとした多彩な切断技などを駆使して超獣を次々と撃破していく。

超獣・サボテンダーが現れた。Aはそれを撃退するが、サボテンダーは赤い花の咲いたサボテンに姿を変え、サボテンを売る三郎少年のもとで復活の時を待つ。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

サボテンダーが三郎のもとで潜伏

1972年6月23日は『ウルトラマンA』第12話「サボテン地獄の赤い花」が放送された日です。街に、サボテンとハリネズミの合成超獣であるサボテンダーが現れた。ウルトラマンAも戦闘を開始。Aはサボテンダーの発射するトゲに苦戦しつつも、TACの援護を受けて反撃する。Aはサボテンダーを投げ飛ばすと、メタリウム光線の構えを取った。しかし、サボテンダーは青い煙と共に消えてしまう。

やはりサボテンダーは生きていた。ヤプール人はサボテンダーにエネルギーを蓄えるよう、指示。すると、サボテンダーは赤い花を咲かせた小さなサボテンになり、お祭りの露店で売られているサボテンに紛れ込む。その店は、三郎少年が父親とともに開いていた店だった。三郎はそのサボテンが蛾を食べたのを見て気に入り、お小遣いでサボテンを買い取ってしまう。

三郎はサボテンを「サブロテン」と名付けて友達に自慢する。しかし、その夜、サブロテンは動き出し、小学校の飼育小屋にいる鶏を捕食。さらに、様子を見に来た宿直の男性教師も犠牲になってしまった。翌日、飼育小屋が荒らされ、教師の服だけが残されている状況に、警察の現場検証が行われた。そこに北斗と南もやってくるが、警察とTACの立場の違いから、北斗は現場に入れてもらえなかった。しかし、教師のスリッパに鋭いトゲが刺さっていたことから、北斗は超獣が犯人だと疑う。
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