あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月3日」(1974年)。
通り魔を繰り返し、人々を殺害していくツルク星人。梅田トオル、カオル兄妹の父親もその被害にあい、体を真っ二つに切り裂かれて死亡してしまった。ダンは高い戦闘力を持つツルク星人に対抗するため、ゲンに修行を命じるが、街にツルク星人が出現。
仲間たちが撃墜されていくのを見て我慢できず、ゲンは技が未完成のままウルトラマンレオに変身して敵に挑んでしまう。そして、レオはツルク星人に敗北。海の中に沈んでいくのだった。
ゲンが修行を再開
その後、トオルたちは姿を消してしまったゲンを捜索。父親や、自分を引き取ってくれようとしたMACの鈴木隊員のように、自分の周りの人が次々といなくなってしまうことがつらいトオルは、深夜3時が過ぎてもゲンを探し続けた。一方、ウルトラセブンへの変身能力を失ったダンも、地球を守るという同じ志を持つ宇宙人であるゲンの身を案じていた。
その後、ゲンは無事に発見され、ダンにも連絡が入った。しかし、ダンは憔悴しているゲンに修行の続きをさせるため、連れ出してしまう。もう、電気ショックのような攻撃はツルク星人には通用しない。ゲンがツルク星人を倒すための技を完成させなければ、地球が危ないのだ。ゲンも傷ついた体に鞭を打ち、修行のためダンとともに山に向かった。