5月2日 ザ☆ウルトラマン 怪獣夫婦が一晩で森の木々を食べ尽くす!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月2日(1979年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月2日」(1979年)。
タフギラン(右)、タフギラス(左)と戦うウルトラマンジョーニアス  ©円谷プロ
『ザ☆ウルトラマン』は、ウルトラマンシリーズ初のテレビアニメーション作品として1979年4月4日より放送が開始された。科学警備隊のヒカリ超一郎隊員は、ウルトラの星・U40からやってきたウルトラマンジョーニアスと一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。アニメーション制作は日本サンライズ(現・サンライズ、バンダイナムコフィルムワークス)が担当し、著名なクリエーターが多数参加している。

一晩で森から何千本もの木が消失するという、奇妙な事件が発生。科学警備隊は、事件を調査するため、アフリカゾーンから来日したヘンリー・ニシキ博士と共にパッセージャー号で地中に潜る。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

パッセージャー号発進!

1979年5月2日は『ザ☆ウルトラマン』第5話「パッセージャー号地底突破!!」が放送された日です。一夜にして、森の木々が消えるという事件が発生。科学警備隊に通報された。ちょうど1年前にも、アフリカゾーンで似たような事件が発生していた。その事件はまだ解決しておらず、今回の件との関連性を感じたアフリカゾーンの科学者・ヘンリー博士が極東ゾーンにくるという連絡が入る。

ロンドン生まれの日系二世だというヘンリー博士が、どういう人物なのかと期待する隊員たち。しかし、そこに現れたのは、小太りでせっかちな老人だった。人の名前を覚えようとせず、アキヤマキャップを「隊長くん」、隊員たちを「若いの」と呼んですぐに調査に向かおうとするヘンリー博士。アキヤマキャップはヘンリー博士に指名され、航空機・ベータミーで木が消えた森の調査に向かう。

すると、新たに別の地区の木が消えたという連絡が入る。ヒカリたちは、アキヤマキャップ、ヘンリー博士と合流。そこでは、木が消滅し、山が丸裸になっていた。科学警備隊は調査のため、地底戦車・パッセージャー号で地中に潜ることになる。
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