6月4日 ウルトラマン80 宇宙生物を飲み込んだゾウが怪獣になった!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月4日(1980年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月4日」(1980年)。
ズルズラーと戦うウルトラマン80  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1980年4月2日より放送が開始された『ウルトラマン80』。中学校の教師であり、地球防衛軍の怪獣・怪事件の対策チームUGMの隊員でもある矢的 猛がウルトラマン80に変身。人間の憎しみや悲しみといったマイナスエネルギーが生み出す怪獣に立ちむかう。

80の幼なじみである宇宙人・アルマが地球にやってきた。いたずら好きで、生徒たちを巻き込み騒動を起こすアルマだったが、彼女の連れていた宇宙生物のジャッキーが、ゾウと融合し怪獣化してしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

80の幼なじみ

1980年6月4日は『ウルトラマン80』第10話「宇宙からの訪問者」が放送された日です。猛の自宅に忍びこみ、明日行われるテストの問題用紙を持ち出そうとする、ふたりの生徒。すると、彼らの前にサザエに酷似した浮遊する物体と、ひとりの少女が現れる。逃げ出そうとする生徒たちであったが、彼らの目的を悟った少女は、なぞったものを暗記することができる、魔法の鉛筆をプレゼントする。

その後、帰宅した猛は少女と対面。その少女は、猛=ウルトラマン80の幼なじみであるアルマで、浮遊する物体は彼女のペット兼、仕事の補佐役である宇宙生物のジャッキーだった。翌日、アルマが猛の奥さんだと思った生徒はそれをクラスメイトに話し、猛が実は結婚していたという噂が校内中に広まった。林校長や野崎教頭に問いただされ、気になっている京子先生にも誤解されてしまう猛。

さらに、アルマは料理が苦手な京子に対し、自分が作ったご馳走を見せつけ、わざと京子を怒らせてしまう。そして、京子の怒った様子を観察するため、ジャッキーにあとをつけさせる。一方、アルマは魔法の鉛筆を渡した生徒たちの様子も観察していた。ほんとうに効果のある魔法の鉛筆をめぐって、喧嘩をはじめる生徒たちを見て、何やらメモを取りはじめるアルマ。
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