あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月22日」(1998年)。
人造ウルトラマン・テラノイドがスフィアに乗っ取られ、ゼルガノイドが誕生してしまった。アスカはユミムラ・リョウ隊員に自分がダイナであることを明かし、ゼルガノイドを撃破。しかし、ダイナはリョウの目の前から姿を消していた。疲弊したアスカは、かつてウルトラマンティガに変身し戦っていた、マドカ・ダイゴに助けられる。
グランスフィアが地球に接近
そのころ、冥王星が謎の物体に飲み込まれ、消滅するという事件が発生。木星の衛星基地・ガニメデからコスモアタッカー部隊が出撃し、スーパーGUTSからもカリヤ・コウヘイ隊員たちの搭乗したガッツイーグルが合流することになる。しかし、その物体から発生する巨大な闇の重力場にコスモアタッカー部隊は飲み込まれ、全滅してしまう。少し遅れて到着したカリヤ隊員たちは、旋回して離脱。仲間たちの仇をとることを誓い、その場を後にしたのだった。
その闇は、巨大なスフィアであるグランスフィアだった。このままでは、地球がグランスフィアに飲み込まれてしまう。しかし、地球平和連合TPCの通常兵器では、グランスフィアに対抗することはできない。そこで、ミヤタ・セイジ参謀はネオマキシマ砲の使用を決定する。
ネオマキシマ砲は、その高すぎる威力が原因でモネラ星人に利用され、封印されていた兵器だ。スーパーGUTSはガニメデで移動要塞クラーコフNF‐3000にネオマキシマ砲を搭載する準備に取り掛かる。その作業には、かつてGUTSでウルトラマンティガとともに戦っていたオペレーターのヤズミ・ジュンも加わっていたのだった。