6月11日 ガルベロス再出現! 2大ビーストにウルトラマンネクサスが挑む!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月11日(2005年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月11日」(2005年)。
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メガフラシ(左)、ガルベロス(右)と戦うウルトラマンネクサス ジュネッスブルー  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2004年10月2日から放送が開始された『ウルトラマンネクサス』では、地球解放機構TLT(ティルト)日本支部のスペースビーストを撃退する戦略特殊任務班ナイトレイダーに所属する孤門一輝(こもん かずき)を中心に据えつつ、ウルトラマンに変身するデュナミスト(適能者)が複数登場。ウルトラマンの力が代替わりし、受け継がれていく構成となっている。トラウマ級のハードなストーリー展開も特徴だ。

メガフラシとの戦いは引き分けに終わったが、体力が限界に近づいていたウルトラマンネクサス=千樹 憐は気を失ってしまう。そんな憐を、ウルトラマンの光の秘密を解明し戦力にしたいと考えるTLTの管理官・松永要一郎は拉致。先代のデュナミストである姫矢 准と同様に、その体を解析しようとする。孤門たちは憐を助けるため、TLTに反乱を起こすのだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

メガフラシが逃走

2005年6月11日は『ウルトラマンネクサス』第35話「反乱 -リボルト-」が放送された日です。これまで、TLTに数々のオーバーテクノロジーをもたらした「来訪者」によるポテンシャルバリアの力によって、スペースビーストが市街地に現れることはなかった。しかし、それが弱まったことでメガフラシは市民たちの前に出現。ウルトラマンネクサスとメガフラシの戦いは中断されたが、その様子を見た人々はパニックに陥っていた。TLTは、そんな人々の記憶を消去するためにひとまず街を封鎖。逃げ出そうとする人がいれば銃を向け、無理やり騒動を収めようとする。

憐がもつ遺伝子の致命的なディフェクト(欠陥)に対する特効薬である「ラファエル」の研究は、スペースビーストの研究に注力しなければならないと考えた水原沙羅によって中止されていた。しかし、憐と同じ「プロメテの子」たちは水原に秘密で研究を続けており、水原もそれに気づきつつ放任していた。そのラファエルが完成したという連絡が、憐の遺伝子のもとになった人物である海本隼人に届く。しかしその直後、海本は何者かに襲われてしまった。

一方、メガフラシとの戦いを終えた憐は気を失っていたが、そこに防護服を着た複数の人間が現れ、憐を拉致してしまう。TLTの松永は以前、姫矢 准に対してデュナミスト(適能者)のもつ光の秘密の解明を行おうとするも失敗していた。憐の命が残り少ないことを知った松永は、彼が死ぬ前に今度こそ光の秘密を解き明かそうとしていたのだ。憐が松永に拉致されたことを知ったMP(メモリーポリス)の野々宮瑞生は孤門に連絡。孤門はすぐに松永の目的を悟ると、ナイトレイダー基地・フォートレスフリーダムに実験室があると考え、基地の中を調べはじめる。
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