10月9日 ぺスターが起こした火災をウルトラマンが鎮火する!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 10月9日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月9日」(1966年)。
製油所に侵攻するペスター  ©円谷プロ
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“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで、前作を上回る大人気番組となった。

油田やタンカーを襲っていたぺスターが東京湾に現れた。しかし、ぺスターはイデ隊員の攻撃に興奮し、製油所を襲撃。製油所一帯は火の海になってしまう。

今回の『ウルトラマン』第13話「オイルSOS」でのウルトラマンの活躍は、ぺスターとの戦闘ではなく、主に火災の鎮火。ウルトラマンシリーズ全体を通しても珍しいお話です。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

オイルを食べる怪獣が出現

1966年10月9日は『ウルトラマン』第13話「オイルSOS」が放送された日です。中近東の各国で、油田の火災や、航行中のタンカーの爆発炎上事件が相次いでいた。科学特捜隊中近東支部は調査を行うが、原因を突き止めることはできない。そんな中、日本の京浜工業地帯で、酔っぱらいの男性が、海の中に謎の青い光を目撃。さらに、すれ違ったタンクローリーが怪物に襲われ炎上してしまう。

翌日、酔いがさめた男性は警察に通報。科学特捜隊も調査を行った。しかし、海に異常はなく、警察はタンクローリーの爆発は、男性が煙草を投げつけたせいではないかと男性を問いただす。一方、ムラマツキャップは今回の事件が、中近東で起きている爆発事件を起こした犯人によるものではないかと考えていた。

ムラマツキャップの推測は正しかった。その後、イデ隊員とアラシ隊員がパトロールを続けていると、突如石油を運んでいるタンカーが海上で爆発を起こす。そして、海の中から怪獣・ぺスターが現れた。ぺスターは、食料であるオイルを求めて、タンカーやタンクローリーを襲っていたのだ。
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