あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月18日」(2006年)。
謎の機械仕掛けの怪獣・スカウトバーサークを撃破したマックスとDASHだったが、その後世界各地に謎の機械が出現。地球環境の破壊を伴う、人類による経済活動を停止するよう警告してきた。カイトとコイシカワ・ミズキ隊員は、このメッセージの主であるデロスと話し合いをするために、地底に向かう。
マックスがスカウトバーサークを倒すが…
カイトはマックスに変身。スカウトバーサークはマックスを調べているような素振りを見せるも、マックスのギャラクシーカノンを受けてあっさり撃破された。平和を取り戻した夜の街。カイトは先程のマックスの語ったことが気がかりだった。すると、ミズキがいずれ地球が平和になるのかとアンドロイドのエリーに質問していた。エリーの予測によると、人類が50年後に平和に繁栄している確率は62%、そしてミズキが50年後に生きている確率は28%だと言う。
翌朝、街中で発見された謎の機械が突如起動し、人類に向けたメッセージが発信される。その内容は、戦争行為や、化石燃料を消費する経済活動を止めること、もし人類が地球を汚すことでしか発展できないのなら、文明を捨てて退化せよというものだった。そして、「デロス」と名乗るメッセージの主は30時間以内に経済活動を止めなければ、全世界のDASH基地を破壊すると宣告する。
謎の機械・オートマトンは、世界各国に設置されており、世界中の人々がそのメッセージを聞いていた。ヨシナガ・ユカリ教授はオートマトンを解析。この物体が地球の地下8000メートルにしか存在しない物質でできていることに気づく。さらに、地球の地核を調査するUDF太平洋基地のベース・ポセイドンが攻撃を受けるという事件が発生するが、職員たちはオートマトンからの警告を受け入れたため無事だった。これらのことから、ヨシナガ教授は敵は宇宙ではなく地球の地底にいると推測する。