3月18日 ウルトラマンマックス デロスの民が環境破壊を続ける人類に警告する!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月18日(2006年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月18日」(2006年)。
スカウトバーサークと戦うウルトラマンマックス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2005年7月2日より放送が開始された『ウルトラマンマックス』は、M78星雲からやってきたウルトラマンマックスが対怪獣防衛チームDASHの隊員トウマ・カイトと一体化。平成になってからのTVシリーズではほとんど見られなかった、過去の人気怪獣の再登場が積極的に試みられた作品です。

謎の機械仕掛けの怪獣・スカウトバーサークを撃破したマックスとDASHだったが、その後世界各地に謎の機械が出現。地球環境の破壊を伴う、人類による経済活動を停止するよう警告してきた。カイトとコイシカワ・ミズキ隊員は、このメッセージの主であるデロスと話し合いをするために、地底に向かう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

マックスがスカウトバーサークを倒すが…

2006年3月18日は『ウルトラマンマックス』第38話「地上壊滅の序曲」が放送された日です。夜の街に怪獣・スカウトバーサークが現れた。DASHは攻撃を開始。カイトもウルトラマンマックスに変身しようとするが、その瞬間、マックスから彼がM78星雲に帰る時が近づいているというメッセージを受け取る。

カイトはマックスに変身。スカウトバーサークはマックスを調べているような素振りを見せるも、マックスのギャラクシーカノンを受けてあっさり撃破された。平和を取り戻した夜の街。カイトは先程のマックスの語ったことが気がかりだった。すると、ミズキがいずれ地球が平和になるのかとアンドロイドのエリーに質問していた。エリーの予測によると、人類が50年後に平和に繁栄している確率は62%、そしてミズキが50年後に生きている確率は28%だと言う。

翌朝、街中で発見された謎の機械が突如起動し、人類に向けたメッセージが発信される。その内容は、戦争行為や、化石燃料を消費する経済活動を止めること、もし人類が地球を汚すことでしか発展できないのなら、文明を捨てて退化せよというものだった。そして、「デロス」と名乗るメッセージの主は30時間以内に経済活動を止めなければ、全世界のDASH基地を破壊すると宣告する。

謎の機械・オートマトンは、世界各国に設置されており、世界中の人々がそのメッセージを聞いていた。ヨシナガ・ユカリ教授はオートマトンを解析。この物体が地球の地下8000メートルにしか存在しない物質でできていることに気づく。さらに、地球の地核を調査するUDF太平洋基地のベース・ポセイドンが攻撃を受けるという事件が発生するが、職員たちはオートマトンからの警告を受け入れたため無事だった。これらのことから、ヨシナガ教授は敵は宇宙ではなく地球の地底にいると推測する。
次のページへ カイトとミズキがデロスとの交渉に向かう
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