あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月15日」(1967年)。
人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。
落下した宇宙船の調査にやってきたダンは、そこに潜んでいたピット星人にウルトラセブンへの変身アイテムであるウルトラアイを奪われてしまう。さらに、湖から怪獣・エレキングが出現した。
エレキングが現れる
男性の釣り竿にかかったのは、魚ではなく、怪獣の幼体だった。少女は怪獣を湖に逃がすと、ダンたちの気配を察し姿を消す。その後、ダンたちは目的地に到着。そこには、宇宙人のものと思しき円盤があった。ダンたちが内部に侵入すると、そこには先ほどの少女がいる。ダンはその少女のことを怪しむが、突如船内にガスが充満。3人は倒れてしまう。そして、ダンは謎の宇宙人に、ウルトラセブンに変身するためのウルトラアイを盗まれてしまうのだった。
その後、ダンは意識を取り戻す。ウルトラアイが盗まれたことに気づいたダンは、倒れていた少女をフルハシに任せると、敵の捜索に向かった。ダンたちとともにガスを吸ってしまった女は、ウルトラ警備隊の医務室に運び込まれるも、治療を拒否。一方、ダンは宇宙船の前で、敵がくるのを見張ったのだった。
すると、ダンの目の前に、医務室に運び込まれたはずの女が姿を現した。ダンは少女を追うが、少女の脚力はすさまじく、見失ってしまう。ダンは、少女の看病をしているアンヌに連絡。しかし、少女はアンヌのもとにいるようだ。見た目がそっくりな、ふたりの怪しい少女。ダンはアンヌに、その少女に気をつけるよう注意を促す。