7月5日 ウルトラマンレオ ゲンに殺人の疑いが掛けられる!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月5日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月5日」(1974年)。
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バイブ星人と戦うウルトラマンレオのスチール。本編で、2体が直接戦うことはなかった  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人! 得意の格闘技で宇宙の平和を守る。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でもファンの間で語り草になっている。

姿を消す力を持つバイブ星人が出現。星人の策略によって、ゲンに殺人の疑いが掛けられてしまう。ゲンをMACから除隊させる訳にはいかない。ダンはゲンを守るためにゲンに停職を言い渡し、レオの力を使わずに宇宙人に挑む。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ゲンが警官や市民を攻撃!?

1974年7月5日は『ウルトラマンレオ』第13話「大爆発!捨身の宇宙人ふたり」が放送された日です。街にバイブ星人が現れた。ゲンは逃走するバイブ星人を追跡すると、正面からふたりの警察官がやってくる。挟み撃ちにされたバイブ星人は突如姿を消した。すると、ゲンが腰に差していたMACナイフが浮遊し、警官に突き刺さる。運悪く、ゲンが飛んでいくナイフに咄嗟に手を伸ばしたことで、もうひとりの警官には、ゲンがナイフを投げたように見えた。ゲンは殺人の現行犯で逮捕されてしまう。

ゲンの身柄は一旦MACに戻された。しかし、ダンは推薦したゲンが事件を起こしたことで、責任を取らされそうになる。ゲンはダンに、事件はバイブ星人による陰謀だと訴えるが、ダンは言うまでもなくそれに気づいていた。しかし、地球を守るためには自分たちがMACにいる必要があり、これ以上疑いがかけられることを避けるため、ダンはゲンに停職処分を下し、今回の事件から手を引かせた。

しかし後日、ゲンが釣りをしていると、バイブ星人が出現。バイブ星人はトオルたちを人質にするが、ゲンはバイブ星人の注意をそらし、人質を救出する。バイブ星人は工事現場に逃走するが、そこにいた作業員たちはバイブ星人を囲み、攻撃をはじめた。すると、再びバイブ星人は姿を消す。そして、鉄パイプを持ったゲンはバイブ星人に体の自由を奪われ、その鉄パイプを作業員に投げてしまう。

鉄パイプが直撃した作業員はその場で死亡。ゲンはバイブ星人を追うが、現れたダンに、ゲンが深追いをしたために人が死んだと諭される。ゲンは、MACを辞めたいと申し出るが、ダンは受け入れなかった。
次のページへ ダンがバイブ星人に特攻を仕掛ける!
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