2月7日 ウルトラマンレオ 亀型円盤生物・ブラックガロンが襲来!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月7日(1975年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月7日」(1975年)。
ブラックガロンと戦うウルトラマンレオ  ©円谷プロ
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1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人。得意の格闘技で宇宙の平和をまもる。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でも、ファンの間で語り草になっている。

家族を亡くしてしまいながらも、ゲンとともに明るく日々を過ごす梅田トオル少年。しかし、ある日父親から高級腕時計を買ってもらったという、友人のケンジと喧嘩になってしまう。そこに、新たな円盤生物が現れた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

トオルがケンジの腕時計を壊してしまう

1975年2月7日は『ウルトラマンレオ』第44話「恐怖の円盤生物シリーズ! 地獄から来た流れ星!」が放送された日です。クラスメイトのケンジと、取っ組み合いの喧嘩をしてしまったトオル。すると、ケンジがしていた腕時計が壊れてしまう。その腕時計は、ケンジの父親がヨーロッパから買ってきた高級時計らしい。だが、トオルはケンジに謝らず、逃げてしまった。

ゲンが居候先の美山家に帰宅すると、ケンジとケンジの父親が訪れていた。ケンジの父親は、腕時計を壊されたことに怒り、トオルの保護者代わりであるゲンは、状況を飲み込めないまま、謝罪する。ひととおり文句を言うと、ケンジたちは帰っていった。しかし、美山家の母親の咲子は、トオルの言い分を聞こうともしないケンジの父親に、ご立腹の様子だった。

すると、その場にいた美山家の次女・あゆみが、状況を説明する。ケンジは、トオルとあゆみに腕時計を自慢したうえに、彼らに父親がいないことをからかった。それを聞いて、トオルは怒ったのだ。事情を知ったゲンは、まだ帰らないトオルを探しにいくことに。一方、トオルは夜の公園で、ひとりで空を見上げていた。すると、流れ星を発見。しかし、それは流れ星ではなく、ブラック指令が呼び寄せた第5の円盤生物・ブラックガロンだった。

その円盤生物・ブラックガロンは、亀のような姿をしており、甲羅のなかに手足を収納して宇宙から飛来。ブラックガロンが落下した衝撃で、トオルは近くにあった遊具の下敷きになってしまう。さらにブラックガロンは、手足を伸ばした二足歩行の状態になり、暴れはじめた。
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