あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月3日」(2020年)。
以前共闘した朝倉リク=ウルトラマンジードから、緊急連絡が来た。宇宙にひずみが発生し、すべてを無に帰す虚空怪獣 グリーザが現れるらしい。この強力な怪獣に立ち向かうため、ハルキとジャグラス ジャグラーはカブラギからウルトラマンベリアルのウルトラメダルを入手。ゼットが最強形態・デルタライズクローに変身を遂げる。
グリーザにゼットたちが苦戦
ハルキは、地球に引き返してきたリクとともに変身。グリーザに戦いを挑むも苦戦してしまう。その様子を見ていたヘビクラ隊長=ジャグラス ジャグラーも、トライキングに変身して加勢。さらに、ファイブキングとなりグリーザに猛攻をかけるが、攻撃はまったく通用しない。ジードは、ハルキにジードのウルトラメダルを託すと、言わば無そのものの存在であるグリーザという全てを無に返す「宇宙の穴」を縫うための針を探すため、わざとグリーザに吸収された。
グリーザは第一形態に戻り、行動を停止。破壊活動は行われなくなったため、ハルキたちは帰還するが、グリーザを倒す方法も、リクを救う手立ても見つからない。ハルキはゼットに、宇宙の穴を縫うための針を手に入れる方法はないのかと尋ねるが、針は簡単には見つからない。グリーザの「無」のパワーに飲み込まれないためには、ジードやウルトラマンゼロ、そしてウルトラマンベリアルのような理屈を超えたパワーが必要なのだ。