あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月2日」(1972年)。
超獣・ガマスが現れた。カメラマンの鮫島純子はガマスの撮影に成功するも、それは敵の陰謀だった。二次元の世界を行き来できるガマスは、自分の写真を雑誌に掲載させることで増殖を目論んでいたのだ。鮫島の写真は、10万部発行される雑誌のグラビアとして掲載されることが決まってしまう。
今野隊員がガマスの写真を撮り損なう
危ないから撮影を止めるよう説得する今野だが、純子は話を聞こうとしなかった。すると、暗雲とともに超獣・ガマスが現れた。ガマスは光の手裏剣でタックファルコンを真っ二つに切断すると、すぐに姿を消してしまう。突然の出来事であったため、撮影をし損なってしまった今野。鮫島に写真の提供を願い出るが、純子はそれを拒否して去っていったのだった。
ガマスへの対策を練るTAC。そこで写真を分析することになるが、今野は写真を撮り損なったことを言い出せず、「写真班のところに取りにいく」と言って、純子の自宅に向かう。一方、北斗は竜隊長に、民間人に超獣出現の情報を漏らしたことを問い詰められるが、北斗には他人に話をした心当たりがなかった。
今野は再度写真の提供を純子に願い出るが、「北斗に渡した」と嘘をつかれてしまう。一方、純子は出版社に向かうタクシーの中でガマスの写真を確認すると、写真のガマスが一瞬動いているように見えた。その後、純子は両替をするために一度下車。しかしその後、写真からガマスが現れ巨大化。タクシーを爆発炎上させ、街を破壊しはじめる。