『帰ってきたウルトラマン』の作中では、大型の植物食恐竜「ステゴサウルス」の仲間で大変めずらしい恐竜の化石が発見されている。その名も「ステゴン」。あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月4日」(1971年)。
工事現場で恐竜の化石が発掘された。次郎たちは大喜びし、化石の発掘や恐竜の勉強をする。だが、工事を急ぐ業者はダイナマイトで化石を爆破してしまう。しかし、そのショックで恐竜の化石は怪獣として蘇る!
工事現場で恐竜の化石が発掘される
すると、巨大な尻尾の化石が現れた。次郎たちはクラス全員でその化石を掘り起こすことに。鼓動のような音が聞こえた岩石が実はツインテールの卵だった事件(第5話「二大怪獣 東京を襲撃」のエピソード)から、用心する郷。だが、その化石からは心臓の鼓動が聞こえないことから、特に問題はないと判断して帰還した。
その後、郷と南は生徒たちの恐竜研究の発表会に招待される。楽しそうな子どもたちを見て、郷たちも笑顔になった。すると、南はステゴンと名前のついた絵を見つける。ステゴンは剣竜の「ステゴサウルス」からとったニックネームで、先日の巨大な尻尾の化石から子どもたちが想像して描いた恐竜らしい。
その後、次郎たちは再び発掘現場に向かった。工事現場は貴重な化石が発掘されたことで、1週間の作業中止をしてくれることになっている。しかし、約束とは違い、工事は進められていた。さらに、現場監督は化石を爆破するつもりで、すでにダイナマイトが設置されているという。
結局、作業員たちはダイナマイトを起爆させてしまうが、ステゴンの化石は爆発に耐えて無事だった。喜ぶ子どもたちだったが、作業員はダイナマイトの量を増やし、もう一度爆破しようとする。