あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月3日」(2006年)。
『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの昭和に放送されたウルトラマンシリーズと、物語が直接的につながっているのも特徴だ。
メビウスにより倒されたはずのボガールは生きていた。そして、これまでに幾度となくメビウスの前に現れ、執拗にボガールを狙うハンターナイト ツルギの目的が明らかになる。
ハンターナイト ツルギの秘密が語られる
そして、自分はボガールへの復讐のためにウルトラマンの心を捨てたと告げる。さらに、ボガールはまだ生きていると明らかにした。
その上で、ツルギは自分の目的を語り始める。本来は科学者で青い姿のウルトラマンだったツルギは、優れた知性体の住む惑星アーブの観察をしていた。しかし、ある日ボガールが出現し、知性体たちを食い尽くしてしまう。
悲しみに暮れる青いウルトラマンは、アーブの知性体の無念の声と怨念の叫びを耳にする。そして、彼の体にアーブの伝説の鎧「アーブギア」が装着された。こうして青いウルトラマンは、ハンターナイト ツルギとなった。
そして、ボガールへの復讐のために、ボガールが次の餌場として選んだ地球を訪れたのだ。すると、セリザワを探すリュウの声が聞こえてきた。ミライがその声に気を取られていると、ツルギは姿を消してしまった。
その後、ボガールが生きていることはGUYSでも確認された。さらに、ボガールは怪獣を食べることで体内のエネルギーを増幅させており、ボガールを倒すと半径100キロ以内が壊滅することが判明する。